10/07/20 10:52:45 0
前回と主人公が同じで大変申し訳ないのだが、今回も阪神の
平野のプレーをキッカケにして、書くことにする。
というのも、7月17日のヤクルト戦(神宮)をご覧になった方もたくさんいるだろう。
そう、二ゴロを放った平野は一塁へヘッドスライディングを試みたが、アウトの判定。
それに激高した平野はヘルメットを人工芝に叩きつけたことにより、
侮辱行為をみなされ、退場処分を食らったのだ。
笠原一塁塁審の判断は新聞紙上などで多々議論されたので、ここでは書かない。
僕が書くのは、「もし駆け抜けていたら」…だ。
ヘッドスライディングは遅い-。それが、共通認識であることは承知している。
ただし、最近、それはプレーヤーの走法によるということを勉強した。
甲子園で阪神の試合があったある日。僕は記者席で隣にいたサンケイスポーツ専属評論家の
土井正博氏(66)に質問してみた。「頭から滑らない方が速いですよね」と。
近鉄などで計465発を放った超長距離砲の答えはこうだった。
「いや、それは違うよ。頭からの方が速いでしょ。水泳の飛び込みを考えてごらんなさい。
地面を蹴った勢いで飛ぶことができるならば、絶対に速いよ」
確か大石大二郎氏がオリックスの監督をされていたときも「僕はヘッドの方が速かった」
と話していた。要するに瞬発力抜群で「ビュッ」と飛ぶことができる選手にとっては有利というわけだ。
『ヘッドスライディング=気持ち』と僕は理解していた部分もあった。
今度はストップウォッチを片手に、野球観戦を楽しみたくなった次第だ。
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