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前日に延長12回の熱戦で幕を開けた阪神vs巨人首位攻防3連戦(甲子園)だが、
14日の2戦目は雨天中止に。名門球団同士の首位争いは水入りを経てますます
熾烈を極めそうだが、その陰でテレビ中継に異変が起こっている。
この3連戦は、関西地区では全戦地上波で放送されるが、関東地区の地上波中継はゼロ。
「関東では巨人戦の視聴率が低迷し中継試合数が激減、一方関西で阪神戦を中継すれば
高視聴率をたたき出せる傾向はいまに始まったことではない。ただし、野球中継同士なら問題ないが、
関東のキー局がドラマやバラエティーを放送している時間帯に、関西だけ阪神戦を放送するのは
極めて難しい。したがって関東で巨人戦中継の数が減れば、関西で視聴率を稼げる阪神戦の
中継数まで減ってしまうことになる」
民放関係者はこう解説。ドラマなどの続きものを関西だけ1回とばすわけにいかないし、
全国ネットを条件に番組を提供するスポンサーも多いのだという。
この3連戦を関西だけで中継するのには、尋常でない調整が必要だったというわけ。
ただTBS系の場合は、今年から毎週木曜のゴールデンタイムを「ローカルゾーン」に指定。
各地方局が独自に番組を編成することにしており、関西のTBS系列「毎日放送(MBS)」は
この枠の大半を阪神戦中継にあてている。こんな工夫が必要になっている。
実際、関西テレビ(フジ系)が中継した13日の1戦目は16・7%の高視聴率をマーク
(ビデオリサーチ調べ、以下同)。
対照的に関東地区では、TBSが中継した今月1日の広島vs巨人が3・4%。
「サッカーW杯期間中でプロ野球への注目度が低かったとはいえ、これはひどすぎる」
と民放関係者をがく然とさせた。同じくTBSが中継した9日の中日vs巨人も4・6%だった。
(続く)
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