10/07/15 12:30:41 0
野球賭博が原因で、名古屋場所恒例の行事が中止になっていた。
注目力士が名古屋場所直前にナゴヤドームで開催される中日戦で、
宣伝を兼ねて始球式を行ってきた。これまでも元横綱朝青龍や、
地元愛知出身の元大関琴光喜がマウンドに上がっているが、
今年はこの光景が見られなかった。
名古屋場所担当部長の二所ノ関親方(元関脇金剛)は「いつも中日さんから招待されて
ナゴヤドームに行くんだけど、それも今年は全部自粛して中止になった。
他にも懇親ゴルフコンペとかも中止になっている」と明かす。
確かに野球賭博問題で騒がれているときに、力士が球場を訪れて始球式で
宣伝となったらそれこそ間が悪い。ましてや選手と絡むようなことがあれば、
あらぬ疑いを掛けられかねないだけに、賢明な判断だった。
また13人の関取が野球賭博をやっていたことでわかるように、力士に野球ファンは多い。
例年は場所前や場所中にナゴヤドームで野球観戦し、リフレッシュの場となっていたが、
ナゴヤドームで14日に行われた中日vsヤクルトばかりか、10日からの中日vs巨人の
3連戦でも力士の姿は見掛けられなかった。
協会から正式な観戦禁止令こそ出ていないものの、ある親方は
「さすがに力士だって考える。今は行きようがないでしょう」と文字通り自粛しているという。
師匠が謹慎処分になっている部屋では、弟子だけネオン街に出掛けるというわけにもいかず、
事実上の謹慎状態。無関係の力士も今場所はネオン街で豪遊というわけにもいかず、
せっかくの名古屋も寂しいものになっている。
また警視庁が相撲部屋などを家宅捜索し、暴力団関係者の名刺が押収された件について
村山弘義理事長代行は「第2次調査で、全員が『該当していません』、『シロです』という
アンケートになっている。報道が事実なら大変遺憾。警察の捜査を待つしかない。
結果によって適切な処置をとらないといかん」と捜査の行方を見守り、
対象者の処分を考えていることを示唆した。(塚沢健太郎)
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