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落語家・桂きん枝氏（５９）＝民主・比例＝は、党内順位３１位の惨敗だった。
大阪・なんばの選挙事務所で支援者らに頭を下げたのは、日が昇りかけた１２日の午前４時前。
「残念とは思うけど、まあ一生懸命やった。あんまり実感がわかない」。苦笑い交じりのサバサバした表情だった。
好きな酒も断って臨んだ選挙戦。
「毎日１万４、５０００歩。歩いた距離は、どんな候補者にも負けない自信がある」と、
近畿地方の「お笑い１００万票」に照準を絞って戦った。
しかし、知名度も全く通用せず「近畿２府４県以外も回ったら、少しは違ったかな」と後悔の色もにじませた。
党の支援にも疑問を投げかけた。
「もう少し党から応援が来るかと思った。
ここまで自分で選挙をしないとアカンというのは、びっくりした」と恨み節も漏らした。
出馬表明と同時に、上方落語協会も吉本興業も辞めた。
温厚な人柄だけに復帰に対する異論はみられないが、
「今更へえへえって戻るわけにもいかんでしょ」と冷却期間を置く考えだ。
一方で「地方選なら来年、国政なら３年後。それまでじっくり考えてみようかな」と政界進出再挑戦にも含みを持たせた。
ソース：スポーツ報知大阪版
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画像：落選の会見を終え、うつろな表情で引き揚げる桂きん枝氏
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