10/07/10 06:46:15 0
URLリンク(southafrica2010.yahoo.co.jp)
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サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会は11日の決勝でオランダとスペインがともに初優勝を懸けて激突し、W杯で8番目の優勝国が誕生する。
世界ランキングはスペインが2位、オランダが4位。ともに高い技術を誇り、攻撃陣は屈指の能力を持つ。互いにチームとしての完成度も高く、決勝にふさわしい好勝負が期待できる。
試合展開はオランダの出方に左右されそうだ。スペインの戦い方は一貫しており、どんな相手でも変わらない。
バルセロナでもコンビを組む中盤のシャビ、イニエスタを中心にボールを回し続け、相手の守備にスキをつくって切り崩しを狙う。
長くボールを保持すれば相手に攻撃させないことになり、失点を防ぐ「守備」としての大きな機能も果たしている。
一方のオランダもボールを持つ能力はあるが、スペインの熟成ぶりには劣る。押し込まれる時間が長いことを覚悟の上で戦う必要がある。
ただ、今大会のオランダが実にしたたかであることを忘れてはなるまい。相手の長所を割り切った上で、まず守備を固め、堅守速攻で勝負に徹してくることは十分考えられる。
今季の欧州チャンピオンズリーグでは、オランダの司令塔スナイダーを軸とするインテル・ミラノ(イタリア)が、スペインのベースとなっているバルセロナをこの戦法で倒した。
その経験が生きてくるはずだ。
カギを握るのは中盤。スペインのテクニシャンたちが、オランダの守備の心臓部となる守備的MFのファンボメル、デヨングの重圧をどうかいくぐるか。
ここを骨抜きにしてエースのビリャに決定的パスを通す、またはシャビ、イニエスタが前線に走り込めれば、ゴールチャンスは増える。
もう一つはサイド。オランダの攻撃は両翼が起点になる。特に右のロッベンは突破力に優れ、自分で決めにいくことも、相手を引きつけてスペースを生むこともできる。
スペインは両サイドの守備には弱さがあり、この対処で後手に回ると、厳しい場面を招きかねない。
先制すればスペインが優位に立ち、競り合いならオランダに勝負強さがある。両GKの出来やセットプレーも重要な要素になりそうだ。