10/07/09 12:35:28 0
W杯ファイナルのカードが決まったね。スペイン対オランダ。
どちらが勝っても初優勝同士の組み合わせになった。
この対戦を予想できた人は多くないだろうけど、FIFAランク2位と4位の対決だけに、
驚きはないだろう。どちらも攻撃的なチームだし、試合が非常に楽しみだね。
準決勝でスペインに敗れたドイツは、まるで今までの戦いが嘘だったかのような負けっぷりだった。
一体どうしちゃったんだろう、という感じだ。それまでのアグレッシブで組織だったサッカーは
鳴りを潜め、ボールゲームのうまいスペインに対してほとんど何もできずに負けたよね。
ミュラーが出場停止だったのもその一因に挙げられているけど、それが大きな理由ではないだろう。
若手チームの経験不足が露呈されたなんて意見も目立つが、確かに若い選手も混じっているけど、
皆しかるべき経験を積んでいるし、ベテランもいる。どうしてああいう内容になってしまったか、
説明がつかないよね。
一つ言えば、これがトーナメントの難しさだね。チームとしてのコンディション調整、
メンタルの持っていき方に失敗があったのかもしれない。一発勝負の試合では時として
こういうことが起きる。どちらも100%、あるいはそれ以上の力を発揮し合って戦えた試合は、
今大会で果たして何試合あるかな。大会を勝ち上がるというのは非常に難しく、
予想できないことだというのを改めて感じるよ。
一方で、“W杯が一番”だった時代の終わりも感じる大会だ。世界一の祭典、4年に一度の
最高の舞台であったはずのW杯は、いまや欧州チャンピオンズリーグの後塵を拝している。
それはプレーレベルの面だけでなく、注目度や重要度という点においてもだ。
(続く)
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