10/07/08 22:49:30 0
>>1の続き
―今大会、日本代表のなかでMVPをあげるとしたら誰でしょうか?
「ひとりだけ選ぶとするならば、阿部勇樹選手でしょう。あまり目立つところでプレーをしているわけではないので、
意外に思う人もいるかもしれませんが、一次リーグの三試合を通して、彼が相手の攻撃を未然に防いでいるシーン
がたくさんありました。守備全体のバランスを取りながら、時にはボールを奪いに行き、時にはスペースを消しに走り、
素晴らしい動きをしていました。彼がいなければ、今回のこの成績はなかったと思います。もう少し攻撃にも参加して
ほしかったという思いもありますが、守備だけなら文句なしに百点をあげられる活躍でした」
―本田選手も二得点をあげる活躍をしました。
「本田選手とはデンマーク戦後に少し話をする機会があったんですが、こちらが『おめでとう!』と声をかけると、
『まだまだです』と答えてきました。彼は貪欲に上を目指せるタイプだし、今大会は運の強さも持っていたように思います。
一次リーグでの二得点はいずれも素晴らしいものでしたが、僕が『オヤッ!?』と思ったのはデンマーク戦の三点目となった
岡崎選手へのアシストです。どんどん自分で狙っていくゴールへの意識の高さが本田選手の持ち味ですから、あそこは
自分でシュートに行くと思ったんですが、冷静に周りを見てノーマークになった岡崎選手にパスを出した。あのプレーで
彼の幅の広さが見えたし、彼自身も一歩前に進めたのではないでしょうか。まだ二十四歳と若いですし、今後の日本を
背負う選手として期待しています」