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>>1の続き
自信を得たのは５月３０日のイングランド戦だった。
ＭＦウォルコット（アーセナル）に決定的な仕事をさせず、代表落選に追い込んだ。
その一方で「スピードがあって止めるのが大変だった」と世界レベルを体感し、
間合いの取り方を世界基準に修正。大会後に
「スピードならウォルコットが一番だった」と振り返ったように、
開幕前に世界屈指の快足アタッカーと対決したことが、本大会の結果につながった。
１メートル７０、６８キロと体格には恵まれていないが、鍛え抜かれたボディーは
日本代表の中でも異彩を放つ。０７年にＵ―２２日本代表に初選出された時には、
風呂で対面した反町監督から「すごい肉体」と凝視されたというエピソードもある。
身体能力が世界でも通用することをＷ杯の舞台でも証明した。６月２９日の
パラグアイ戦敗退後、ロッカールームで本田と「これから日本サッカー界を引っ張っていこう」と約束した。
１６強進出には長友の存在が欠かせなかった。