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交流戦後、投打のバランスがかみ合い、一気に借金を減らしているファイターズ。29日からオールスター前の
7月21日まで、6連戦が2回と9連戦、23日間で21試合という過密日程になります。
好調を維持するにはベテランと若手の融合がいっそう必要。特にダルビッシュ有、ケッペル、武田勝の先発
3本柱に続く4、5、6番手に誰をどう起用するかが非常に重要で、苦労しそうです。
そんな中25日に金森敬之投手が先発で初勝利。一つ勝って気分的にかなり楽になったでしょう。
先発と中継ぎで一番違うのは投球の組み立てです。中継ぎは「一球勝負」。通用するのは打順が一回りする
3回かせいぜい4回です。長いイニングを任される先発は緩急も必要。「1点なら取られてもいい」状況も
ありえます。彼が持ち味のマウンド度胸を生かした先発の投球を続けられるか、真価が問われるのはこれから
です。
投手は好投しても勝てないとずるずる調子を落としがち。矢貫俊之投手や八木智哉投手らに、どんな形でも
いいので早く勝ち星がついてほしい。抑えは18日に今季初セーブをあげた武田久投手が自信を取り戻した
印象です。これに多田野数人投手や木田優夫投手、宮西尚生投手に頼りがちな左の中継ぎ不足解消に
林昌範投手らも奮起すればさらに厚みがでます。
相変わらず活発な打撃陣は、今の時点でいじる必要はないでしょう。4番にすわった小谷野栄一選手も打点を
上げるなど、数字を残すことで自信となり、相手投手に相当のプレッシャーを与えています。あえて不安材料を
あげれば高橋信二選手。彼に本来のバッティングが戻ったらますます「いやな」つながる打線になるでしょう。
7月23、24日のオールスター戦に稲葉篤紀選手と二岡智宏選手がファン投票で選ばれました。他にも
選ばれる人はいると思いますが、出る人は思い切り楽しんで、出ない人はこの間、しっかり走り込んでほしい。
一時は14あった借金も3まで減りました。順位よりもまず5割を目標に戦うこと。そこからまた、一つ一つ積み
上げて行くことです。(西崎 幸広・野球解説者)
ソース
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