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Ｗ杯決勝トーナメント１回戦で敗れたとはいえ、予想外の１６強進出で世界を驚かせた岡田ジャパン。
大会前はほとんど“無印”だったイレブンの評価は、欧州を中心に世界で急上昇している。
すでに欧州各クラブが獲得に名乗りをあげ、新エース、ＭＦ本田圭佑（２４）＝ＣＳＫＡモスクワ＝には、
あのスペインのレアルマドリードまでも移籍候補にあがり、その移籍金は２２億円に急騰したともいわれる。
選手の見本市と化すＷ杯。日本代表の売り込みは大成功だったようだ。
最大の注目は、ＭＦ本田。２ゴールをあげ、チーム内の得点王となったＭＶＰ級の活躍は、
欧州のビッグクラブも注目した。イングランド・プレミアリーグで今季５位のマンチェスターシティが
本格的に獲得を検討し始めたという。
ＦＫを決めた欧州チャンピオンズリーグでの活躍で、すでにスペインのバレンシアやフランスの
リヨンなど多くの強豪クラブから注目されていた。ただ、本田は今季ロシアのＣＳＫＡモスクワに
移籍したばかり。２０００万ユーロ（約２２億円）以上といわれる高額移籍金もネックで、
今季は残留が濃厚とされる。
しかし、本田は「次はスペインでやりたい」と明言。移籍希望先として名門・レアルマドリードの
名前も上げている。同クラブは昨季、ＭＦクリスチアーノ・ロナウドを史上最高額の
９４００万ユーロ（約１３０億円）で獲得した金満クラブだけに、Ｗ杯で一気に注目度の上がった
本田を狙う可能性も十分ありえる。
今大会で評価を急上昇させたのが、ＤＦ長友佑都（２３）＝ＦＣ東京＝だ。
長友は左ＳＢ（サイドバック）としてカメルーンＦＷエトーやデンマークＦＷベントナーら各国エースを完封。
その守備力と無尽蔵なスタミナは欧州で話題の的となっており、英デーリー・メールは
そのプレースタイルを「変幻自在の長友」と形容。イングランド・プレミアリーグで
今季９位のバーミンガムが「非公式の獲得オファーを出した」と報じた。
（続く）
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