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2013年に統合を目指す男子バスケットボールの日本リーグ(JBL)とbjリーグが30日、
第1回連絡協議会を開いた。ただ、JBLに所属する企業チームとbjでは
新リーグのプロ化に対する考え方に違いがあり、このままでは新リーグが予定通りに
発足するのは難しい状況が改めて浮き彫りになった。
初会合には両リーグと日本協会が出席したが、実質的な議論はなく、日程を確認しただけ。
日本協会副会長の深津泰彦・新リーグ準備室総括は統合の難しさについて
「両方とも今のリーグをやめることに抵抗がある」と話した。
日本協会は企業スポーツの衰退への対応と競技レベル向上のため、
新リーグをプロ化する方針。これに対し、バスケットを社員の福利厚生や宣伝手段と
位置づける企業は難色を示している。日本協会は企業チームが地域密着型になることを
原則としているが、企業側の反発に配慮して、あえてプロチームへの移行を明確には求めていない。
ある企業チーム幹部は「企業チームには待遇や練習環境などの利点がある。
JBLを長い間支えてきた我々も入れて欲しい」。別の企業チーム幹部も
「強化と普及と言うが、プロ化してそうなるのか個人的に疑問」と言う。
これに対し、09―10年シーズンJBL王者でプロチームのリンク栃木やbj側は
プロリーグでなければ参加しないとの立場だ。bj幹部は初会合後も「このままでは統合は難しい」と話した。
日本協会は以前にもJBLをプロ化する方針を打ち出しながら、企業の協力が得られず話が進まなかった。
業を煮やした日本リーグの一部チームが脱退し、05年にbjリーグを創設した経緯がある。
日本協会は来年半ばまでに新リーグの形式を決めて参加を募る方針だ。
出身母体のトヨタ自動車がプロ化に反対している深津副会長は「企業チームの良さを生かしつつ
新リーグに参加できるうまい方法を考えないといけない」と語るが、その道筋は見えないままだ。
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