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号泣、そして危機感…本田、4年間で“日本変える”
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【W杯決勝トーナメント1回戦 日本0-0(PK3-5)パラグアイ】
日本代表MF本田圭佑(24=CSKAモスクワ)が日本サッカーを変える決意を口にした。
初出場のW杯では4試合2得点と結果を残し、日本代表を2大会ぶりの16強へ導いた。
だが、大会前に口にしていた優勝という目標を達成できず、自身を含めたチーム全体の力不足を痛感。
今大会で採用した守備重視の戦術ではなく、観客を魅了する攻撃的サッカーで14年ブラジル大会に臨むことを誓った。
ひざまずいて勝利を祈っていた本田が、顔面からピッチに崩れ落ちた。PK戦の末にパラグアイに敗れ、
自身初のW杯は16強で終戦。視線を落としたまま1人でサポーターへのあいさつを終えると、
ベンチコートで頭を覆い、ロッカールームに入って号泣した。他の選手と一緒にあいさつさせようとロッカーへ向かった関係者も、声をかけられないほどだった。
報道陣に対応した際も涙は乾いていなかった。「オレの中では1次リーグで負けても決勝で負けても同じ。
敗者なので何を言っても仕方がない」。決定機に決められなかった。前半40分、右サイドを突破した松井のパスに反応。
中央に走り込みダイレクトで左足を合わせたが、左隅に外れた。延長前半9分には低い弾道の直接FKを狙ったが、GKに阻まれた。
敗戦チームからは異例のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたが、3試合2得点を挙げた1次リーグほどの輝きは放てなかった。
日本代表は02年日韓大会以来の決勝トーナメント進出。「よくやった」との声も聞かれる中、
本田は日本の未来に危機感を募らせていた。チームは大会直前に細かくパスを回す理想を捨て、守備重視の戦術にシフト。
耐えて、守って世界の強豪と渡り合ったが「今回はこういう戦い方になったけど、(本来は)内容にもこだわって勝ちにいかないといけない。
オレが日本人でもパラグアイ人でもなければ、この試合は見ていない。ピッチに知ってる選手が誰もいないわけだから」と、
技術レベルが低く、見どころの少ない試合だったことを強調した。
>>2以降に続く