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W杯南ア大会はベスト8が決まったが、得点王争いも佳境に入っている。
現在、トップは4ゴールでスペインFWビリャ、アルゼンチンFWイグアイン、スロバキアFWビテク。
この3人に、3ゴールのドイツFWミュラー、ブラジルFWルイス・ファビアーノ、ウルグアイFWスアレスら
5人が続く。残るは8試合。点取り屋には、もっとも名誉な「ゴールデン・ブーツ」の称号を奪うのは誰だ。
W杯の歴史を振り返ると、得点王は必ずしも優勝国から出ているわけではない。
前大会得点王クローゼのドイツは3位。98年フランス大会のシュケルのクロアチアも3位。
94年アメリカ大会のストイチコフのブルガリアは4位だった。優勝国から得点王が出てたのは、
2002年日韓大会のロナウドのブラジル、1982年スペイン大会のロッシのイタリアなど
全18大会のうち4大会しかない。
ただし、得点王には法則があり、ベスト4入りした国で、6ゴール以上をあげればほぼ確定。
ベスト8以下でも、86年メキシコ大会のリネカー(イングランドは8強)など過去の例が
ないわけではないが、その際も6ゴールを挙げている。その意味で、すでに敗退した
スロバキアFWビデクの得点王獲得は厳しい。
本命はスペインのビリャ。今大会ナンバー1とも言われる重厚な攻撃陣に支えられ、
ビリャはこれまでの4試合で放ったシュート19本のうち枠内をとらえたのは63%の13本。
チリ戦で、相手GKがペナルティーエリアを飛び出してクリアしたボールを約35メートルの
位置から蹴り込んだゴールやポルトガル戦で奪った決勝点のゴールなど、ストライカーとしての
嗅覚も発揮し、波に乗っている。
対抗のアルゼンチンのイグアインは、相手守備陣を切り崩して決定的なラストパスを繰り出す
MFメッシの存在が大きい。今大会でも、頭や足で押し込むだけの状態がたびたびあり、
ビリャとの大きな違いは、ペナルティエリア内でのシュートが圧倒的に多いこと。
ビリャは31%しかないのに、イグアインはその倍以上の69%。20日の韓国戦で
ハットトリックを決めた源泉もここにある。
(続く)
URLリンク(southafrica2010.yahoo.co.jp)