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1次リーグを1位通過し、ベスト16入りを果たしたアメリカ代表。
その快進撃と合わせるように、アメリカにおけるW杯への関心は開幕時から前大会を上回るものになっている。
ニューヨーク・マンハッタンの街中では各国のレプリカ・ユニフォームを着た人を頻繁に見かけ、パブやスポーツ・バーは早朝から開店し、連日多くのファンが集まる。
そのことは数字にも出ており、開幕最初の週末におけるテレビ中継の平均視聴者数は420万人で、これはドイツ大会より80%の増加となった。
なかでも大きな注目を集めたのが12日行われたアメリカ対イングランド戦。この試合を中継したのは4大ネットワークの1つ、ABCで平均視聴者数は1300万人、
視聴率は9%に達した。9%と聞くとたいしたことがないように思われるが、多チャンネル化が進んでいるアメリカではかなり高い数字である。
しかもアメリカの場合、英語放送のABCと同じウォルト・ディズニー傘下でW杯中継のほとんどを担当するスポーツ専門局ESPNのグループ以外に、
スペイン語放送のユニビジョンのグループも生中継を行っている。この試合ではユニビジョンは410万人の視聴者数を記録している。つまりアメリカでは1710万人が観たことになる。
これは同時期に開催されていたプロ・バスケットボールNBAの決勝ラウンド、NBAファイナルズの第6戦までの平均視聴者数1640万人を上回る数字なのだ。
また惜しくも1対2で破れた決勝トーナメントのガーナ戦のABCによる中継はイングランド戦を上回る視聴率9.9%を記録している。
さらに言うと、実はアメリカのファンはW杯中継をテレビでだけ観ているわけではない。ESPNが中継をアピールする際使うフレーズに
「W杯。テレビ、オンライン、そしてあなたの電話で」というのがある。そうインターネットと携帯電話でも生中継が実施されているのだ。
インターネットではESPNとユニビジョンの双方がオンライン・ストリーミングで試合中継を配信しているのである。
ESPNはプロバイダーなどに条件があるのもの、2試合同時に開催されている時には裏の試合も観られるピクチャー・イン・ピクチャー機能まで持った配信を実施中だ。
ユニビジョンは完全無料で配信を行っている。
(つづく)