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サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）で、決勝トーナメント進出を決めた日本代表。
同じく、決勝進出した韓国は２６日のウルグアイ戦に惜敗し、８強を狙える
アジア勢は唯一日本だけとなっている。
日本は韓国の敗北を糧にして、是非とも「アジアのプライドを持って」８強入り
してほしいところ。だが、負けた韓国はというと、どうやら複雑な心境で日本を
見守っているようである。
韓国の「スポーツ朝鮮」によると、日本が８強入りした場合、同じアジア勢として
喜ばしいことだが、それはこれまでのさまざまな葛藤が無かったらの話であり、
実際には「喜ぶべきか」「残念がるか」で迷うだろうとしている。
Ｗ杯前の日韓親善試合で韓国が快勝したように、これまで日本と韓国の
サッカーの実力をみると、韓国の方が上だと言わざるを得ない状況であった。
そのため、韓国国内ではＷ杯本戦でも当然韓国の方が日本よりも優位に
勝ち進んでいくと、国民も、選手もみんなそう思い込んでいた。
しかし、日本がデンマーク戦に３－１で快勝し１６強入りを果たすと、それまで
１６強入りでお祝いムードであった韓国の雰囲気は一変した。韓国代表チーム
関係者は「日本－デンマーク戦を見て、韓国選手の表情は固まった。日本が
１６強入りしたことで、アジア唯一の１６強入りというタイトルは消えた。それに、
日本は韓国と違って快勝したから、選手たちは衝撃を受けていた」と話す。
韓国は１次リーグの通算成績でギリシャと並んだが、得失点差で上回り決勝
トーナメントに進出した。
大韓サッカー協会のジョ・ジュンヨン会長は、韓国が８強進出に失敗した直後
「日本が８強に進んでくれたら嬉しい」とコメントしている。しかし、実際、日本が
８強に進んだ場合、韓国の国民や選手は複雑な心境になってしまう可能性が
高いようだ。
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