10/06/29 02:36:34 sQIr5CHs0
>>1
反日か否かが論点ではない。
コラムの骨子だけを抜き出すと、この人の論旨はこうだ。
・野球がサッカーや水泳に比べてローカルなスポーツ。
・加えてWBCは知名度も少なく世界ではあまり報道もされない。
・従ってWBCで優勝したからと言って世界一と叫ぶのはおかしい。
・野球で世界一と叫ぶより、サッカーW杯で優勝できるよう日本を応援せよ。
となる。
明確にしておきたいが、彼が叩かれる理由は反日ではなく下記が原因である。
まず上記のロジックでは彼の主張は誰にとっても自明でない。競技人口や国の数の少なさが世界一と名乗れない理由というのでは、論理の飛躍がある。
それを声高に叫び煽動しているように見えれば、乱暴な主張をする人だと思われるだろう。
次に、世界一だと言うのに違和感がある理由を野球がローカルなスポーツだからであるということ以外に、日本が小さい領域で小躍りしている視野の狭さを暗に指摘していること。
こちらばかりクリアに論点が定まっていることに、読者は逆に違和感を感じるだろう。
以上がこの記事に多くの人の感情を逆撫でされているような感覚を覚える原因だ。
決して彼の主張が無価値だとは思わないがw 伝え方や論理が破綻している。
そのスポーツがいかにグローバルであろうとローカルであろうと、競技人口の中で頂点であれば世界一だ。
ローカルだから世界一というのがおかしいという論理は個人的な感情でしかない。
また日本のマスコミや国民の視野が狭い、井の中の蛙であることを指摘したいのであればこれらスポーツの話題を例として持ち出して主張しなくてもよいはずだ。
なぜなら、「だからサッカーで優勝出来るよう応援しよう」という結びが、視野を広げるための手段として結論づけられるわけだが、野球好きは野球を応援すればいいしサッカーならサッカーでいい。
ナショナリズムの発露は、どの分野で起こってもいいし、グローバルである方がより良いか否かは個人次第だからだ。
以上から、彼は読者から反日であると誤解を受けたことへの弁明ではなく、自論を展開する上での話題の援用のしかた
や説得する上での論理展開の方法について弁明したらいかがだろうか。