11/04/12 14:33:07.36
>>695
・恵比須神はその名(エビス=戎=胡)が示す通り、外来の吉祥神だ。事代主やヒルコと習合して如何にも日本風になったが本来は違う。元々市場神だったので町場に多い。
・大黒天は仏教の天部マハーカーラが大国主神と習合して今のような姿となった。どちらも中世の神仏習合の結果であり、鎌倉時代以後だ。七福神として信仰されたのは江戸時代以降。かなり新しい。
・八幡神は聖徳太子が初めて寺院を建てた時に鎮守としたほど古い神で、藤原氏や源氏が氏神としたため全国的に広まり、かつての荘園や公領が中世~戦国期に自力して行く中でいわゆる村の鎮守となった。今でも農村地域には八幡神社は多い。