09/10/12 12:05:52
貴族は表袴や指貫の下には「大口袴」「下袴(したのはかま)」というものを直穿き
(時代が下ると小袖の上から穿く)しており、
庶民でも袴を穿くものは下袴や半袴(膝上のパンツみたいな袴)を肌着としていたようです。
ふんどしの原型である「犢鼻褌(たふさぎ)」を穿いているのは袴も穿かない下層民や
労働階級が多かったのではないでしょうか。
女性は貴族ならやはり袴(長袴)です。
女性が緋袴を穿くのは体を冷やさないように、というほかに経血が目立ちにくいようにという
理由もありました。
身分の低い女性や、もう少し時代が下って袴を穿かなくなった武家・宮中の女性は
「湯巻(ゆまき)」という巻きスカート様の腰巻きを着けました。