11/12/03 14:43:57.44 mUywOfv+P
ヒトラーの時代の経済復興には、シャハト経済大臣による国債発行のマジックが
あったわけです。これによって奇跡と言われたインフレなき経済成長が達成された。
しかし隠された国債はいつかは返さなければならない。これがひとつの欧州大戦の引き金にも
なったと言われています。まあ、もともと前大戦の莫大な賠償金を負わされて来たドイツには
踏み倒しという自覚はなかったかもしれないが。
いずれにせよ、こういうのをもう一度そのままというのは、誰が考えても無理です。
上山氏や橋爪氏がちらほらと言うのを聞いていると、橋下経済復興には国の力は
もちろんですが、民間の資金や活力を呼び込むという発想があるようです。そのお膳立てを
するのが行政の役割りであると。こうした発想は、財政削減やコストカットによる
後ろ向きの政策ではなく、経済規模をより大きくして、パイをより大きくしていくと
いうドイツの元SPD党首であるラフォンテーヌ(現左翼党代表)が説いた経済政策と
似ているように思いますが。