11/10/05 22:46:26.14
>>641
それの理由はつまりこうである。先日、フランスのレンヌ大学の教授がこういった。
「欧州のモラルは地に堕ちている。自己主張ばかりで
意見が纏まらない。日本の様に相手の空気を読め!」
これには日本人としては当然違和感を感じる。実際、それでは駄目だろう。逆に日本では、
「自分の意見を述べろ。相手の顔色を窺うな。」
と言う。これは最もだと思うのだが、逆に外国人の中には、
「それでは日本人らしくない。もっと日本人らしくしろ!」
と言われる。で、ここで場の空気を読むと、それは
「正解であると同時に間違い」である答えとなる。
でも間違いでも気にするな、で済ませれば良いかもしれないがどうか?
またイランでは「イランは腐ったスイカの種。
イランこそ世界で一番最悪。何処の国にも負けない」。
アメリカは「人心が乱れてモラル・ハザード。欧州を見習え」
今、最も自信たっぷりな中国ですら「共産党は汚染物質のがん細胞」
と自らを揶揄している。しかも大手のメディアがだ。
無論、自国の批判をするなと言いたい訳ではない。
また放射能や地震で大変な日本へ外国人がわざわざ「移住、もしくは命からがら脱出してきた」のを見ると、
如何なる理由があるにせよ、何故?と尋ねたくなるというか違和感を感じるだろう。
ドナルド・キーンみたいな人だから特別と言って片付けて良いのか?
何が言いたいのかというと、何処の国もそれなりの成果すら出せていないという
結果論を見れば、「一体、何が本当に自国に必要なのか?」に対して誰も答えることができない。経済の問題だけに留まらない。
これが現状であり、だから世界は苦しいのだと思うがどうであろうか?
みんな自国に対する尊厳を失っては再出発もできない。
でも悲しい事にそれが現実だ。