11/11/29 01:37:23.22 dIbBCjB70
>>175
そもそも独裁的手法は大衆にはむしろ切望されているのかもしれない、とその指摘で思った。
よく「強いリーダーシップを」という声を聞くが、リーダーシップが強いということはとりもなおさず
独裁的であることと紙一重であるのに、そこまで意識して発言しているのかというと、どうも疑わしい場合が多い。
特に日本では「お上」意識が強いから、為政者に何かしてほしいという感覚がなお根強いのだとも思う。
ロシアではスターリンの復権運動が盛んだし、ドイツでも「オスタルギー」という流行語があるくらいだ。
「オスト」は東で、郷愁を意味する「ノスタルギー」との複合語で東ドイツ時代を古き良き時代とする意識を意味する。
実際旧東ドイツでは「DDR」(デーデーエル=ドイツ民主共和国)グッズがお土産になっていて、買ってしまった。
国章はトリコロールに「麦の穂とコンパス」で、共産主義国共通の農業と工業を象徴するデザインがあしらわれている。
ただいくらなんでもKGBやシュタージまで復活してほしいとは思っていないだろうが・・・
もっとも民主的なワイマール共和国から生まれたのがアドルフ・ヒトラーだという皮肉はよく知られているが、
日本でも復古的な勢力が「新しさ」をもつことはこれまでにもあった。
彼らが「維新」と称しているのは偶然ではない。王政復古を狙っているわけではないだろうが、
基本的には「改革路線」だろう。改革とは「リフォーム」であり、レボリューションではない。
ずいぶん前、田中角栄が病床に伏していながら、最高得票数をたたき出したことがある。
全国からの角栄たたきがその原因ではないかと考えられているが、同じことが東京嫌いの
大阪人に働いた可能性もあるだろう。