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【政治】日本よ 「愚かなる外務省」 - 石原慎太郎
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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私はつい最近久し振りに国の役人を面罵した。
場所は外務省の大臣室で、横にいた外務大臣をも強くたしなめた。
「きさまは一体どこの役人だ!」と怒鳴ったら、怒鳴られた梅本和義北米局長はしゃあしゃあと、
「日本の役人でございます」と答えたものだった。
昔、日中国交回復に際して、両国間の実務協定の交渉で日本の国益を守ろうと頑(かたく)なな抵抗を示した日本の
外務官僚を相手の当事者の周恩来は「官匪(かんぴ)」と呼んで非難したが、それとは全く逆の意味で、この役人はまさに
「官匪」と呼ばれるべきものでしかない。
ことは首都東京の中にアメリカが依然として保持しつづけている、日本で最長級の滑走路を持ちながらほとんど
使われていない横田の空軍基地を、せめて軍民共同使用にこぎつけようと努力してきている都の姿勢を国交省や防衛省、
そして外務省も及び腰ながら協力してきていたのに、解決のための活路としてまず今日需要の多いビジネスジェットの
乗り入れからはじめてすすめようと、そのための日米間の何度目かのシンポジュウムを東京で行った時、なぜか今回だけは
外務省の役人が出席しなかった。
それどころかその前日、アメリカ側の重要な出席者、前日本駐在総司令官フォールと、アメリカ国防総省の
元日本部長ジアラを、日本外務省の北米局長が呼びつけ、「横田の問題については、日本にはまだコンセンサスは
出来ていない」といいはなったという。それ故に外務省は、大切なシンポジュウムには出席せずということのようだ。
それを彼らから聞いて私は激怒して局長を非難したのだが、彼は大臣と他のスタッフの前でそんな発言は
していないと白をきった。前原大臣も彼をかばって、「一地方の行事に国の役人がいちいち出席する必要はない」と
いってみせたが、これまた過去の経緯も知らぬ無知粗暴で、思い上がったいい分でしかない。
外務官僚としては割にしっかりしていた谷内次官のころから、外務省は国防総省を気にしながらこの問題には
手をそめてきたのだ・・・