産経抄ファンクラブ第165集at MASS
産経抄ファンクラブ第165集 - 暇つぶし2ch489:文責・名無しさん
11/10/16 06:22:51.20 MbQcrJOV0
10月16日
2011.10.16 03:30 [産経抄]

 昭和52年1月27日、東京地裁で開かれたロッキード事件初公判で、国民は検察の冒頭陳述の中身に驚かされた。
田中角栄被告(当時)が首相時代、商社「丸紅」から航空機売り込みへの協力を求められたという。その場面が実に
リアルに「再現」されたからだ。

 ▼夏の早朝、東京・目白台の田中邸を丸紅会長らが訪れ、協力要請とともに5億円の「謝礼」を申し出た。田中被告
は上機嫌で「よっしゃ、よっしゃ」と応諾したというのが検察の主張だった。「よっしゃ」はたちまち、一種の流行語となっ
たほどである。

 ▼だがこの言葉は「よっしゃ」だったのか「よしゃ」なのかを含め論議を呼ぶ。関西地方の言葉だから、新潟育ちで
東京在住の元首相が使うはずがないとの見解もあった。5億円をめぐる「密室」での取引の有無を判断するキーワー
ドとなった。

 ▼結果として6年半後の1審判決で、東京地裁は「よしゃ(又はよっしゃ)」を認定した。一地方の言葉でもその地方
の人の影響を受け、使うことはありうるとしたのだった。有罪判決の決め手とはいかないまでも、有力な材料になった
のだ。

 ▼その田中元首相の「弟子」の民主党元代表、小沢一郎被告の裁判の分かりにくさもその「密室性」にある。4億円
もの大金を元秘書が右から左に複雑に動かした。その事情を元代表が全く知らなかったとは普通、考えにくいのだが
「知らぬ存ぜぬ」の一点張りのようだ。

 ▼ただ6日の初公判では、検察官に当たる指定弁護士が陳述した。石川知裕元秘書が銀行から4億円の不可解な
借り入れをしたとき元代表は「おう」と言って署名をしたという。「よしゃ」と同じように密室を突き崩す言葉になるのか、
気になる。



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