11/09/20 10:50:35.21 nAnAbpSL0
>>80
【産気抄】9月20日
S新聞の読者に蟹江という男がいる。風俗業界関連用語に興味を持ち、とりわ
け「生付き言葉」を目にすると興奮する。
▼日曜日にも触れた文化庁関係者の話によれば、「生下着」「生足」を見出し
に用いる全国紙は、それぞれ25%、25%だという。
▼生付き言葉を使わない全国紙が多数を占めている。ここで告白すれば、S新聞
読者蟹江とは小欄のことである。S紙を読むまでは「生下着」とは「新しい下着」
のことだと思いこんでいた。
▼関係者の話の中で興味をひかれたのが、いつ調査しても結果に違いがないと
いうことだ。25%は変わらない。小欄にとって、愛読する価値があるのはS紙
だけということだ。
▼そういえば、小津安二郎監督の映画の中ではよく見かけた、子役たちの「放
尿シーン」を最近の映画では目にすることがなくなった。今の法律では「×」
なのだろう。
▼『成人男女の裸体シーン』で、ぼかしのかかるのは文明国の中で日本だけ、
と講釈するものがいる。たとえば映画『レディ・チャタレー』の性行為の後の
森番の身体の一部にはにはぼかしがかかっていた。これではセリフの面白さを
画面で確認できない。ぼかしが日本から消える日は、まだ先のことかもしれな
い。