産経抄ファンクラブ第164集at MASS
産経抄ファンクラブ第164集 - 暇つぶし2ch761:文責・名無しさん
11/10/02 06:31:49.24 uup7QMgKP
産経抄                                    10月2日
ほとんどの方はお忘れだろうが、昨年末、中国に「孔子平和賞」なるものが
設けられた。1回目の受賞者として台湾の連戦元副総統が選ばれたが、あ
まりの唐突さに連戦氏は授賞式を欠席し、国際社会の失笑を買った。その
「平和賞」が1回限りで幕を閉じたという。
▼中国の民主活動家、劉暁波氏がノーベル平和賞を受賞した。立腹した
中国当局の意を受け泥縄式に設立されたのは明らかだった。中止となった
本当の理由はノーベル賞への抗議の役割が終わったのか、恥の上塗りを
避けようとしたか、どちらかだろう。
▼そんな茶番とは逆に「人を笑わせ、考えさせる研究」に与えられるイグ・
ノーベル賞は世界に「認知」されつつある。昨年「本家」の物理学賞を得た
英大学のガイム教授は11年前「イグ」を受賞している。もうパロディーでは
なく、目立たないが真面目な研究が評価されるのだ。
▼そのイグ・ノーベル賞の今年の化学賞に日本の「わさび臭による火災警
報装置」が選ばれた。あのツーンとした臭いがする気体を噴射し、聴覚障
害者に火災などの危険を知らせるのだという。ベンチャー企業や医師らに
よる共同研究の結果である。
▼授賞理由は「人を起こすのに適切な空気中のわさび濃度の発見…」とい
たって真摯(しんし)だ。貴重な研究でもある。だが日本人なら誰でも、わさ
びをつけ過ぎ涙を流したことがあるだけに、どこかユーモラスな気もする。
この賞にふさわしいのかもしれない。
▼外はもう10月である。どこからか、金木犀の濃厚な香りが漂ってくる。こ
の花に秋を感じるという日本人は多い。梅の花やマツタケの匂いにもこだ
わってきた。そんな日本の「香りの文化」とも無縁ではないはずだ。


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