産経抄ファンクラブ第164集at MASS
産経抄ファンクラブ第164集 - 暇つぶし2ch459:文責・名無しさん
11/09/25 06:52:43.78 XBIpski80
9月25日
 1905年といえば日本では日露戦争が終わった明治38年である。この年の3月中旬から6月下旬までの
わずか100日ほどで、物理学の常識を覆す3つの論文がスイスの特許局技師によって書き上げられた。
ドイツ生まれの26歳、アルバート・アインシュタインだ。
▼物理学界で「奇跡の年」とされている所以(ゆえん)である。中でも「質量のあるもので光より速いものはない」という
「特殊相対性理論」は1世紀以上も絶対視されてきた。16歳のとき抱いた「光の速度で光を追いかけたら
光は止まって見えるのか」という疑問から生まれた結論だった。
▼だがこの不磨の真実のような理論が106年ぶりに揺らぎかけている。名古屋大など国際実験チームが行った素粒子、
ニュートリノの測定で光より「10万分の2」速いという結論が出たのだという。科学に疎(うと)い者にも衝撃的なニュースだ。
▼物理学者の村山斉さんによれば、事実ならタイムマシンも夢ではない。光速に達した物体は時間が止まるというのが
特殊相対性理論で、光より速いと時間が逆に動くかもしれないのだ。全くの素人考えだが、
並走する電車が速度によって逆走して見えるイメージだろうか。
▼もっともこのデータについては測定した当事者たちも慎重で謙虚だ。影響が大きいために「解釈は加えない」と申し合わせたという。
さらに他のグループの実験による検証も呼びかけている。特に緻密な技術を誇る日本への期待は大きいようだ。
▼今や物理学といえども、一人の天才が引っ張る時代ではないらしい。複数の人やグループによる共同研究で前に進む。
それだけに、一人であれだけの理論を構築したアインシュタインの頭脳には脱帽してしまう。


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