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【産経抄】6月25日
いやはや、ご立派である。菅直人首相は、きのうの閣議後、全閣僚に「国会の会期が70日間延長された。
自分も燃え尽きるまで全力でやりたい」と檄(げき)を飛ばしたそうな。嫌われても蔑まれても闘志を
燃やす首相の爪の垢(あか)を煎じていまどきの草食男子に飲ませてやりたい。
▼首相を取り巻く環境はいよいよ厳しく、大幅な内閣改造は、できなそうだ。新設の復興相ポストは
現職大臣の横滑りにとどまり、強力内閣にほど遠い。ご執心の再生エネルギー特措法案も暗雲が
漂っているが、それでも意気軒高だとか。
▼「菅さんの権力に対する執着心が、自身の再生エネルギーになっている」と渡辺喜美・みんなの党
代表はうまいことを言うが、それほどまでに延命したいのなら抄子が知恵をお貸ししよう。霊験あらたかで
効果抜群の妙案を。
▼最近の歴代首相は、さきの大戦で亡くなった人々を悼むため6月23日の沖縄を皮切りに広島、長崎を巡り、
8月15日の全国戦没者追悼式に参列するのが常である。これに靖国神社参拝を加えればいいだけの話である。
▼国のために命を捧(ささ)げた兵士の霊に首相が頭(こうべ)を垂れるのは、どの国でも当たり前の話である。
毎年参拝した小泉純一郎首相が5年の長期政権を全うし、参拝しなかった首相が、いずれも短命に終わっている
のは偶然ではない。ひとたび首相が参拝すれば、支持率はアップし、政権延命は間違いない。
▼アジアの国々の反応も気にする必要はない。首相が参拝していない今でも、中国は宮城沖の排他的経済水域に
無断で調査船を派遣しているし、韓国は日本がいやがるのを承知で竹島に何人もの大臣が上陸している。
いつまでも彼らのペテンに引っかかっていてはいけない。