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可決確実と思われた内閣不信任決議案が一転して不発に終わったことで自民党は茫然(ぼうぜん)自失に陥った。
2日朝に「採決を待たずに菅直人首相が辞任する」との情報が駆けめぐり、はしゃいだだけに気恥ずかしささえ漂う。
「首相延命の茶番にしてはいけない…」。谷垣禎一総裁はこう語るしかなかった。
各派領袖(りょうしゅう)も政権奪回したかのように浮かれていた。
町村信孝元官房長官は「不信任案を可決し、谷垣政権をつくろう」と気勢を上げた。
麻生太郎元首相は「目的限定、期間限定で新しい政治の形を組んで復興を達成しなければいけない」と意気込んだ。
不信任案否決後は謀略説まで流れた。ある自民幹部は小沢氏周辺にこう打ち明けられて絶句した。
「もともと菅首相に鈴を付けるのが目的だった。これが小沢さんのシナリオだったんだ…」
谷垣氏は漢詩の一節を引用した。
「流星光底長蛇を逸す」
10年間1本の剣を磨いてきながら振り下ろす刀の閃光(せんこう)で敵を切り損ねたという意味だ。
その表情は脱力し切っていた。
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