産経抄ファンクラブ第154集 at MASS
産経抄ファンクラブ第154集 - 暇つぶし2ch160:文責・名無しさん
11/06/02 06:23:03.71 vYjJ9TOrP
産経抄                                  6月2日
昭和11年の二・二六事件に一兵士として巻き込まれた経験を持ち、剣道
の達人で、高座を降りれば、無愛想この上なし。平成14年に87歳で世を
去った五代目柳家小さんは、いわゆる芸人らしくない落語家だった。
▼といっても、落語通の作家、江國滋によれば、けっして石頭の持ち主で
はない。「バクチもいい、酒もいい、女もいい、ただいやしい心の人間になっ
てはいけない」。これが信条だった。
▼たとえば弟子の一人が、「明治神宮の初詣で、着飾った娘さんのお尻を
なでてきました」と報告するのをニコニコ聞いている。ところが、「ついでに
お賽銭(さいせん)を拾ってきました」などと言おうものなら、烈火のごとく怒
ったという(『落語無学』)。
▼政治家にも当てはまる。「政治家に徳目を求めるのは、八百屋で魚をく
れと言うのに等しい」という“名言”もあった。重要なのは、国の一大事に際
しての身の処し方である。今、まさにその時が来た。
▼きのう自民党と公明党等が提出した内閣不信任決議案に対して、決断
を迫られている。特に民主党の衆院議員のみなさんに申し上げたい。東日
本大震災の発生からまだ3カ月足らず、福島第1原発事故の収拾のめども
立たない。そんな時期に首相を代えるべきではない。確かに、俗耳に入りや
すい「大義」ではある。
▼しかし、菅直人政権によるこれまでの不手際の数々を振り返ってほしい。
会議の乱立、原発事故をめぐる情報の錯綜(さくそう)、思いつきとしか思え
ない政策発表など、首相の存在こそが、復興への最大の障害ではないか。
もし、それに目をつぶり、政権党に安住するためだけに反対票を投ずるとい
うなら、そんな「いやしい心の人間」に、国政を語る資格はない。


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