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震災をを延命に利用する菅首相
スッカラ菅首相は、この未曽有の危機さえも支持率アップの材料に
しようと考えているのだから許しがたい。
12日朝のヘリコプターを使った現地視察も、首相が突然言い出して
決まったという。しかし菅の視察が、現場の作業を遅らせる一因に
なったというのだから、とんでもない話だ。
「福島第1原発の1号機は、すでに圧力上昇を抑えるために空気を
放出しなければならない状態でした。しかし、菅首相が来たので現場は
対応に追われ、空気の放出作業を遅らせたというのです。その結果、
爆発したのだから最悪です」
与野党党首会談も、菅のパフォーマンス以外の何ものでもない。会談が
設定されたのは、原発1号機が高温となり危機的な状況の真っただ中。
それなのに菅は与野党党首に「原発は大丈夫」と繰り返していた。
2度行った記者会見もひどい内容だった。現地では、まだ人命救出が
最優先で行われている時なのに、スッカラ菅首相は、「あの時の苦難を
乗り越えて、こうした日本が生まれたと言えるよう頑張っていただきたい」と
自己陶酔していた。
揚げ句の果てには、蓮舫を節電啓発担当大臣に、辻元清美をボランティア
担当の首相補佐官に任命。いつもの広告塔戦略である。政治ジャーナリスト
の鈴木哲夫氏がこう言う。
「この危機でも『お友だち人事』なのかと呆れました。民主党内には官邸を
経験した松井孝治氏や古川元久氏もいるし、与野党会談で協力を呼びかける
なら、阪神大震災や中越地震を経験した自公に助言を求めてもいい。今、
必要なのは広告塔ではなく実践力です。自分に酔っているような記者会見も
そうですが、危機管理は瞬間的にその人のホンネや性格が出る。菅さんの
人間性がハッキリしました」
この男の卑しさは、どうにもならない。
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