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4月7日(木) 朝日新聞東京版朝刊「声」欄
「金八先生と同時代を生きた」 高校非常勤講師 森寿博(千葉県柏市 62)
32年間続いたドラマ「金八先生」シリーズが先月で終わりました。団塊世代の
教員として同時代を生きてきたように感じています。初期のころにはドラマと
同じように、妻が勤めていた中学校にも警察が導入されました。ドラマは当時の
学校の姿を反映していたと思います。
時代は変わって、定年までの10年間は、教育改革の名の下に、都立高校でも
自由な雰囲気とゆとりが命令と多忙化に変わって、職場には無力感が広がり
ました。モデル教師だった人たちが病院に通ったり、定年前に職場を去ったり
しました。金八先生もずいぶん疲れ、かつてのパワーがなくなったように感じ
ました。
学校に導入された「競争原理」は、職場のチームワークを破壊したように思います。
新しい金八先生が誕生するには、競争原理ではなく、現場を励ますような教育
改革が必要だと痛感しています。