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3月26日(土)朝日新聞東京版朝刊「声」欄
「小学生の疑問の方が科学的とは」 無職 比企秀一(東京都三鷹市 62)
福島第一原発関係者の「想定外」という言葉を聞き、10年ほど前の東京電力
運営の「電力館」(東京・渋谷)での出来事を思い出した。たまたま立ち寄った
のだが、小学生が10人ほど見学に来ていた。その中の1人が案内役の女性の
「質問ありますか」の声に元気に手を挙げ、災害時の原発の多重の安全対策に
ついて質問した。
小学生「これが壊れたら?」
女性「その場合はこれが働くので大丈夫です」
小学生「じゃあ、もしそれも壊れたらどうするんですか?」
女性「その場合にもこれが働くので大丈夫です」
小学生「それも壊れたら?」
女性「そんな事ありません!」
説明に窮した案内役の女性はとうとう怒りだしてしまった。しかし、今にして
思えば、この小学生の素朴な指摘の方が科学的だったのだ。科学に想定外は
つきものだが、小学生に想定できたことがなぜ安全を売り物にする原発の
専門家に想定できなかったのだろう。