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バーチャル・ホスピタル 2月から実証実験 患者情報を県内ネットワーク
2011年1月1日
地方独立行政法人「静岡県立病院機構」(静岡市葵区)は、県内の医療機関を情報通信(IT)ネットワークで結び、
県内どこでも高水準の医療サービスが受けられる「しずおかバーチャル・メガ・ホスピタル」の構築に向け、2月から静岡市、志太地域で実証実験をスタートする。
全県網羅のネットワークが実現すれば全国初。各地の病院、診療所が共通の電子カルテを閲覧でき、各医療機関の役割分担が進んで県全体の医療レベルの底上げが期待される。
この医療システムは地域の中核病院が患者の病状や診療計画、手術、投薬などのデータを電子カルテ化し、オンラインでネットワークセンターと結ぶ。
同センターとインターネットで接続された中小病院や診療所は、電子カルテの診療計画に基づき患者を診療。余分な検査や投薬が避けられるようになり、新たな診療情報を送信したりすることもできる。
医師、看護師、事務職員の連絡や指示、診療所と病院間での患者紹介が可能になる。紙ベースの業務も省ける。一方で、外部から病院の元データに直接アクセスできないよう管理を徹底する。
システム構築は総務省の「地域ICT利活用広域連携事業」に採択され、本年度は約8000万円の予算を確保。
2月の実証実験は、静岡市葵区の県立総合病院、藤枝市立総合病院、焼津市立総合病院の中核3病院と、関係地域の10診療所で実施する。