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6月17日(金)朝日新聞東京版夕刊5面
「三毛猫ホームズと芸術三昧!」 赤川次郎(作家)
(前略)
私はTVなどのキャンペーンで、「日本を一つに」などと声高に言われるのを
聞くと、その趣旨は分かるが、「フクシマ」の悲劇をひき起こした東京電力や、
原発政策を進めてきた自民党も「一つに」してしまっていいのか、と思う。
「一つに」なりたければ、まず責任の自覚と反省が先にあるべきだろう。
福島の人々への謝罪もせずに政府の対応を批判する自民党の議員を見ていると、
暗たんたる気分になる。ただし、河野太郎氏らは反省を明言しているが。
今は復興が先で、責任の追及などしている場合ではない、と言う人がいるが、
それは間違いである。今、責任を明らかにしなければ、必ずうやむやのままに
終わる。敗戦のとき、「一億総ざんげ」と称して、「みんな間違っていたのだから」
という理屈で、すべてを片付けてしまったのと同じことが起こるだろう。
(以下略)