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これは、すぐに全国に広まるだろう。
最高級の堆肥でありながら、同時に「廃棄物」でもある不思議な物体「落ち葉」
東大の落ち葉堆肥に 本郷の地域住民や学生らでごみ減量
2010年11月2日1時1分
東京大学の本郷キャンパス(文京区本郷)で、落ち葉を堆肥(たいひ)にする試みが今月から始まる。
文京区の小学校で落ち葉の堆肥化を実践してきた経験を生かし、小学校の用務職員や地域住民が大学教員や学生らとともに取り組む。
「東大の落ち葉リサイクルをきっかけに、ごみの減量の取り組みを広げたい」と意気込んでいる。
本郷キャンパスにはイチョウやシイ、クスなど樹木が約5千本ある。今回堆肥にするのは、ケヤキとサクラの葉。
落ち葉は、板で囲った堆肥場3基と、適度な水分と通気性を保つ袋状の簡易堆肥器「タヒロンバッグ」30個に詰め、時折かき混ぜながら発酵させる。
早ければ来年3月ごろに堆肥ができ、大学内や区内の小中学校、堆肥が欲しい住民などに配りたいという。
助言役として、区内の小学校でごみの減量に取り組んできた湯島小学校用務主事の小長谷忠春さん(61)が参加する。
小長谷さんは、学校で出るごみの約3割を占める落ち葉の堆肥化に成功。文京区のリサイクル清掃課と協力して「学校ごみダイエットマニュアル」にまとめ、区内の学校で落ち葉の堆肥化が進んだ。
東京大は1995年からごみの減量に取り組み、99年からは分別したごみを細かく計量し、3分の1に減らしてきた。
保存期限の過ぎた書類を、大型シュレッダーを積んだ車で裁断して固形化し、製紙会社でトイレットペーパーに製品化するなど、リサイクルも推進。
だが落ち葉の堆肥化は進まず、約60トンの落ち葉が処理会社に委託して焼却される。
可燃ごみとして出すものも含めると、約100トンぐらいになるという。
落ち葉の堆肥化は、学内の環境サークルが2000年から駒場キャンパスで取り組み、農学部でも研究があったが、大学全体に拡大していなかった。
東京大環境安全研究センター助教の横山道子さん(63)らが「ケヤキの会」をつくり、今月から取り組む。