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精神疾患で休職した公立校教員5458人、最多更新
2010 年12月24日17時25分
2009年度中に、うつ病などの精神疾患で休職した公立学校教員が、全国の5458人と過去最高を更新したことが文部科学省の調査でわかった。
同省が24日、全国の公立小中学校、高校、中等教育学校、特別支援学校の教員について、09年度の休職者数などの調査結果を公表した。
精神疾患での休職者はこの20年ほどで5倍になった。
文科省は増加の理由を「保護者や地域住民の要望の多様化、長時間労働、複雑化する生徒指導など様々な要因が重なっている」と分析している。
文科省は同時に、懲戒処分(免職、停職、減給、戒告)に加えて訓告、諭旨免職などの処分を09年度中に受けた教員数も公表した。
全国の合計は7981人で、08年度の4020人からほぼ倍増した。
兵庫県の09年春の県立高校入試で大規模な採点ミスが見つかり、3624人が処分されたことや、名古屋市の不適正経理問題で287人が処分されたことが影響している。
処分理由別の内訳は、
交通事故2422人(前年度比80人減)
▽体罰393人(同17人増)
▽わいせつ行為153人(同23人減)
▽公費の不正執行・手当の不正受給371人(同298人増)
▽日の丸掲揚・君が代斉唱関係47人(同22人減)
▽個人情報の不適切な取り扱い286人(同9人増)
▽その他の服務違反4309人(同3767人増)。