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犯罪者が幹部の京都新聞
京都新聞社(京都市中京区、増田正蔵社長)の販売局社員(当時)の白石京大容疑者(31)が今年2月、
自宅で覚せい剤を使用したとして、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で京都府警に逮捕されていたことが19日、分かった。
白石容疑者は同月、依願退職している。元同社社主の孫で、社内では将来の幹部候補とされていたという。
京都地検は3月4日、白石容疑者を同罪で起訴。起訴状によると、白石被告は今年2月18日ごろ、同市中京区の自宅で、
覚せい剤約0.03グラムを水に溶かして注射し、使用した。
府警五条署によると、2月22日昼ごろに被告が自ら出頭し、「覚せい剤を打ちました」と自首したという。署員が尿検査し、
反応が出たため緊急逮捕した。府警は「入手ルートなど追跡捜査も必要」として、逮捕を発表していなかった。
関係者によると、白石被告は写真報道部記者を経て、昨年10月から販売局に勤務。オーナー一族でもあり、社内でも幹部候補との呼び声が高かった。
出頭前に退職願を提出しており、同社は即日受理。退職の発表は突然で、説明もなかったという。
京都新聞社総務部は「あってはならないこと。新聞社としてまことに遺憾であり、二度とないよう努めます」とのコメントを発表したが「一切の質問には答えられない」として、
関連の取材を拒否している。【沢木政輝、松田栄二郎】
毎日新聞 2005年4月19日 21時11分
執行役員 グループ関連企業担当
白石 京大
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