産経抄ファンクラブ第140集at MASS
産経抄ファンクラブ第140集 - 暇つぶし2ch880:文責・名無しさん
10/10/04 06:30:22 CGLsiCLn0
【産経抄】10月4日

 尖閣諸島周辺での中国漁船衝突事件をめぐって、日本政府が中国に対して取った「大人の対応」については、
小欄で口が酸っぱくなるほど批判してきた。もっとも世の中を見渡せば、逆に「大人の対応」をしてほしい、と願う
ときもある。

  ▼最近では特に、教育現場で幼稚な振る舞いが目立つようだ。先週の新聞は、横浜の市立中学で理科の男
性教師(50)が、1年生の男子生徒の口と鼻を手のひらでふさぎ、気絶させる事件を報じていた。呼吸について
の授業で、生徒が苦しさを訴えても、「我慢しろ」と手を離さなかったというから、あきれてしまう。

 ▼同じ日の別の記事によると、山梨県韮崎市の市立小では5年生を担当する40代の男性教師が、道徳の授業
で誘拐事件の脅迫文を作らせていた。「担任の身柄を確保した。返してほしければ7時、ちびっ子広場に8千円も
ってこい」。

 ▼黒板に書かれたこんな稚拙な文章を手本に、新聞から切り貼(ば)りさせられた、子供たちが気の毒でならない。
ところで、脅迫文ならぬ、婚約破棄の手紙を小学生の課題作文にした教師がいる。といっても明治12年の話だが。

  ▼教え子だった小学校時代の正岡子規の作品が、「自笑文草」という文集に残っている。子規は、女性の言葉や
行動が荒々しく、性格も柔和でないことを理由に挙げた。ただ「当人之気性も相変り品行も亦(また)正しく相成候へ
ば早速婚礼可致候」と付け加えることも忘れていない。

 ▼女性が心を入れ替えれば、結婚は可能だというのだ。作文を担当していた遠山先生はそんな心くばりを、「文章
穏和作意愛スベシ」と、評している。明治という時代は教師も生徒も、今よりずっと大人びていたのは間違いない。


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