10/10/01 21:48:04 ADebibYw0
いやあ、今回の一件で、正直右の方々のことを少しは見直している。なるほど、やるときはやるんだなと。
だっておかしいとは思わないだろうか。小泉政権の時にも同じようなことはあったが、今回はそれとは
明らかに違う強権な態度。言葉だけでなくて、レアアース等の経済面にすら揺さぶりをかけてきた。
なんで中国はそんなにも強権な態度に出てきたのだろうか。
もしかすると、今の民主党政権は弱腰だから、押せばいくらでも叩けると吹き込んだ奴がいるのかも
しれない。あるいは、そういう類の情報を流した奴とか。そして、うっかりそれに乗ってしまった例の
一人っ子世代、とか。
そうでもないと、中国が今回こんなに強い態度に出てきた理由がよく分からない。しかも船長を解放した後にも
「謝罪と賠償」すらも要求してきた。ひょっとするとこれは、嵩にかかって攻め込めとか誰かに焚きつけられたん
じゃないのだろうかと-
ところが今週くらいになっていきなり中国は態度を軟化させはじめた。もちろん、日本以外の国への影響
が出始めたからだ。中国の領土問題はもちろん日本とだけではない。喫緊では南沙・西沙諸島が揉めている
しインド・パキスタンあたりにも紛争がある。紛争を抱える国々は中国の言い分を支持するだろうか。
それになによりレアアースの一件は今後かなり尾を引くと思う。今でこそ中国が9割近くのシェアを占めているが
それは価格が安いからのこと。しかしそこに今回のような不安定要因が加わったらどうなるだろうか。多少価格は
高くとも安定した供給先に逃げ出すのは当然ではないだろうか。中国は5年後も今のシェアを占めていられるだろうか。
今回の一件を考えれば考えるほど、長期で中国に得られる利益が多いものとは思えない。
船長の解放と日本の屈服という目先の利益に囚われて、中国は大きなものを失いつつあるのではないか。
中国は嵌められたのかもしれない。
これがもし本当にそうならば、その人物は間違いなく中国を手玉に取ったと言っても良いのではないかと思う。
そんなことを考えた人間がいるなら、その人間は本当に中国のことが嫌いなんだろうなとか思う。