産経抄ファンクラブ第139集at MASS
産経抄ファンクラブ第139集 - 暇つぶし2ch680:文責・名無しさん
10/08/28 06:27:00 74aDC5GU0
産経抄                                        8月21日
「三木武吉 涼しくやせて眉(まゆ)太し」。自民党副総裁などをつとめた大野伴睦が
病床にあったかつての「政敵」を詠んだ句である。痩身(そうしん)だった三木をその
まま描写しただけともいえる。だが「涼しくやせて」には大野の万感の思いが感じら
れる。
▼当時の民主党の総務会長だった三木は犬猿の仲である自由党の実力者、大野
と手を結び、懸案の保守合同を成しとげる。昭和30年11月の自民党結成である。
それから約8カ月後の31年7月、まるで枯れ木が倒れるように71歳で世を去って
いった。
▼衆院当選11回ながら、戦前汚職容疑で逮捕されたこともあって一度も大臣にな
らなかった。むろん首相になる気など、さらさらだった。保守合同一筋にかけ、個人
の欲や脂っ気をすべて削(そ)ぎ落としたような晩年に見えた。そこに大野は「涼風」
を感じたのだろう。
▼それに比べ現代の民主党の代表選の暑苦しさはどうだろう。与党でありながら、
国政のことなど忘れたように2派に分かれ「生きるか死ぬか」の多数派工作の最中
なのだそうだ。そうでなくともこの猛暑の中である。うっとうしくさえ感じている人も多
いに違いない。
▼特に小沢一郎氏は「政治とカネ」の疑惑が晴れないままの登場だ。念願の政権交
代も実現したのだから、もうそろそろ枯れてきてもいい。それなのに「自分を重用しな
いという菅(直人首相)は許せない」とばかりに、権力への意欲をぎらつかせる。
▼菅首相もそうだ。円高対策や沖縄の米軍基地問題など政策に没頭し「それで判断
してくれ」と言えば、国民の見方も変わるはずだ。それが政策抜きの殴り合いに応じて
しまう。涼しさを感じさせてくれるような、第3の候補は出てこないものか。


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