産経抄ファンクラブ第139集at MASS
産経抄ファンクラブ第139集 - 暇つぶし2ch583:文責・名無しさん
10/08/22 06:43:50 HkO50cU20
産経抄                                         8月22日
囲碁や将棋には「感想戦」がつきものである。対局が終わった後、もう一度並べ直すな
どして、勝因や敗因を検討する。主に負けた側を「ここでこう打っておれば勝っていた」
と納得させるためにやる場合が多いのだという。
▼秋山賢司氏の『囲碁とっておきの話』によれば、囲碁棋士でもとことん感想戦をやる
のとあっさりすませるタイプがあるという。往年の強豪、故岩本薫九段もあっさり派だっ
た。「これなら私の勝ちだった」と言われても「はい、それで私の負けでした」と無抵抗
なので、相手は逆に困ったそうだ。
▼国と国との歴史論争も、感想戦と似たようなところがある。過去の戦争や紛争をめぐ
り、とことん相手の責任を追及し、自らの正当性を主張する。そんな国があるかと思え
ば、「はい、すべてこちらが悪うございました」とすぐ引き下がる国もある。
▼後者の代表が「談話」で謝罪をくり返す日本であることは言うまでもない。時の政権
にすれば、岩本流に相手の言い分を受け入れることで矛先をかわしたいのかもしれな
い。だがすべてこの国の先輩たちが悪いとされる国民はたまったものではない。
▼今月18日付本紙「正論」の藤岡信勝氏の論文はそうした国民の鬱憤(うっぷん)を
十分にはらしてくれた。日韓併合後、教育をはじめ朝鮮の近代化に果たした日本の役
割を史実に基づきキチンと紹介している。その上で菅首相の談話を「虚偽と妄想の上
に成り立つ」と断じているのだ。
▼相手、この場合の韓国に対しても、主張に無抵抗に従って謝るだけが真摯(しんし)
な態度ではない。感想戦の例でもわかるように、反論すべきはきちんと反論してこそ
お互いが真に納得できる。未来志向につながるのだろう。


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