08/07/21 16:50:43 mluU8xi+0
【竹島問題】「待てよ、ものは考えようだ」 朝日新聞若宮啓文コラム[7/21]
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(1の続き)
と、しばし嘆いた後で気がついた。待てよ、ものは考えようだ。
そもそも「竹島は我が国固有の領土で、韓国に不法占拠されている」というのが、
これまで一貫した日本政府の見解だ。政府の見解を学校では教えるな、というのもいささか無理がある。
しかも政府は悩んだ末、竹島を教える際に日韓の「主張の相違」に触れるよう求めた。
自分の立場だけでなく、相手の言い分も聞いてみよう、ということだ。
3年前には、竹島について日韓が「対立している」と書いた中学の教科書が、
文部科学省の検定によって「韓国が不法占拠している」と書き換えられた。
百八十度ともいえる今度の転換を、韓国もけなすばかりではもったいない。
いや、この意味は案外もっと大きいかもしれない。教科書や授業で韓国の主張に触れるとあれば、
子供たちに少なくとも過去の植民地支配や、支配された側の思いを伝えないわけにはいかない。
とかく現代史を知らずに育ってしまう日本に子供たちにとって、竹島が「過去」に触れる入り口に
なるなら結構なこと。日本にはいい先生も少なくないし、教え方によっては可能性も広がるだろう。
そういう発想はできないか。