11/05/10 13:34:04.28 3ygRgewC
まずこの巻では桐乃は「(京介の)一番でなきゃイヤ!」で「京介に彼女ができるのなんて絶対イヤ」と本音を言うが
その直後に「拳で胸を叩き、見得を切っ」て堂々と「だけど、兄貴が泣いているのはもっとイヤ」と結論づけている
ここは自分の望みのままに相手がふるまうことより相手をいたわり思いやることを優先した
桐乃の成長と個人的にはついに華開いた魅力爆発の場面
もしこの巻で確定というなら桐乃は兄貴>京介になる
しかし京介のいまはつきあえないという結論と同じように
兄妹のほぼ完全か和解は成し遂げた上で
この巻では一人作中世界をメタ的な位置で俯瞰できる天使的(菩薩かw)な位置にいる麻奈実の言葉通り
桐乃の結論も京介の結論も「目先の答え」であり「いつまでもは続かない」
しかし同時に麻奈実は「みんなが幸せになれる未来が、見えてきたのかもしれない」とまでいう
どう見ても何かが確定したり排除されたどころか
何にでも幸福感をもってなりえる状態にこの巻でなったんだと思う
そのことの賛否はあるだろうけど、何かが確定したとか捨てられたと俺はナンセンスだと思う