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題 蒼穹のカルマ 1(続きがあるってことだよ) 著者 橘公司
みなさんはプライオリティという言葉をご存知だろうか。
難しい言葉を使うのは相手の教養を試すため。つまり優先順位のことである。
そう、この本はある一定の教養のある者に向けた啓蒙書である。
舞台はなんか怪物とかたくさんいる世界。しかも頻繁に怪物が襲ってくる。でもあんま悲壮感はない。安心。
主人公、鷹崎駆真(たかさきかるま)は騎士団の騎士としてそれを倒す。もちろん主人公なので強い。開幕時で既に最強クラスだ。
だが、物事には何事も理由が存在する。当たり前のことだ。理由は天才だから。
この潔い設定に地雷を感じさせずにはいられなかったが、幼女が出てくることによってそれは杞憂に終わった。
彼女、鷹崎駆真には絶対のプライオリティが存在する。
シティ・神戸1000万人の命よりもフィアという金髪幼女の命を救うことを選んだ天城練のように彼女は
姪にあたる鷹崎在紗(11才)を全てにおいて優先する。
ここで何か感じないだろうか。惚れた女を守るために全てを優先する。となるといささか閉口してしまうものだが
惚れた幼女を守るために全てを優先するに変えると許せる不思議。
いや許せねーよという声が聞こえてくるだろうが、ここで話はプライオリティに戻る。
難しい言葉を使うのは相手の教養を試すため、この本を読むものにはそれなりの教養が必要となる
みなさん、教養って一体なんなんでしょうねえ。