つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレ14at MAGAZIN
つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレ14 - 暇つぶし2ch451:イラストに騙された名無しさん
11/08/29 10:28:01.58 gvxtxRW0
『魔法科高校の劣等生 入学編(上・下)』
著/佐島勤 イラスト/石田可奈 (電撃文庫)

西暦2095年
魔法は科学技術として周知されていた。
核兵器すらねじ伏せる魔法技能は国家にとって力そのものであり、各国は魔法技師(略称・魔法師)の育成を競っていた。
国立魔法大学付属第一高校(通称・魔法科高校)
毎年多くの優秀な魔法師の卵を輩出しているここは、成績が優秀な一科生と、その補欠の二科生で構成されていた。
今年、この魔法科高校に一組の兄妹が入学した。
妹は主席入学した一科生。
しかし兄(主人公)はある問題を抱えていたため、二科生として入学した劣等生だった。

さて、あらすじを読んで頂ければわかる通り、本作品のジャンルはSFである。
一般的にSFは敬遠される傾向が強い。
理由はいくつかあるだろうが大雑把にまとめると
「何か設定とかいっぱい出てきてめんどくさそう」
だからではないだろうか?
残念ながら本作もその範疇にあると言わざるを得ない。
「入学編」という起承転結の起の部分だけで、上下二冊、合計560ページ以上のボリューム。
そのおよそ半分は世界観の説明に費やされている。
ページをめくるたび、次から次へとわんこそばのように設定と解説が盛られてくる。
これを聞いただけで拒絶反応を示す者が出てくるかもしれない。
だが安心してほしい。
基本的にこれら特盛の設定を覚えておく必要はない。

その作品が扱っている題材にうとくても楽しむことができる、それが優秀な作品の共通点である。
囲碁に詳しくなくてもヒカルの碁は面白いし、テニスとはどんな競技なのか理解できなくともテニスの王子様は笑える。
膨大なSF設定の上に築かれた本作も、それら全てを無視しても問題ない救済処置がほどこされているのだ。


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