11/04/19 23:39:59.90 Bf//iH1s
◆アクセル・ワールド8 ―運命の連星―
『……それが、≪災禍の鎧≫本来の姿かい?』
≪加速世界≫の最高意思決定機関である≪七王会議≫より、シルバー・クロウに下された決定。
それは、≪災禍の鎧≫に汚染された体を、一週間以内に≪浄化≫することだった。
もしできなければ、残りの六王から賞金首を賭けられ、事実上≪加速世界≫から追放となる。
黒雪姫率いる≪ネガ・ネビュラス≫は、ハルユキを≪浄化≫させるため、
解呪コマンド保持アバターである≪アーダー・メイデン≫の救出作戦を発動する。
彼女は現在、≪無制限中立フィールド≫で到達が最も困難な場所、≪帝城≫南門の祭壇に幽閉されていた。
門を守護する超級エネミー≪スザク≫の強力な火炎ブレスをかいくぐり、
決死の覚悟で≪アーダー・メイデン≫を救出しようとする≪シルバークロウ≫。
しかし不慮の事態が起こり、≪アーダー・メイデン≫共々≪帝城≫内部に突入する羽目になってしまう。
≪帝城≫に閉じ込められたまま、ひとまずバースト・アウトした≪シルバークロウ≫と
≪アーダー・メイデン≫は、また≪脱出作戦≫を行うことを確かめ合うのだった。
―だが。
「着装……≪ザ・ディスティニー≫」
≪ISSキット≫に侵された≪シアン・パイル≫ことタクムへ、
避けられない対戦(デュエル)を挑んだハルユキ。
体力ゲージが残り数ドットとなったとき、ハルユキは謎の山吹色のアバターの誘(いざな)いによって、
≪加速世界≫最強の強化外装をジェネレートする。
タクムを蝕む≪ISSキット≫を引き剥がすために。
≪クロウ≫と≪パイル≫、二人の心意が強く共鳴し合い、そして、激突した。
「≪ダーク・ブロウ≫」
「≪レーザー・ソード≫」
それぞれの想いが絡み合い、ひとつの大きな物語へと収束し―!