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ブラック・ブレット 神崎紫電・著
「ロリっ娘もいいけど、巨乳も捨てがたい…!」
そんな葛藤を抱える人は多いに違いない。
ロリ巨乳というジャンルも存在するが、邪道と断ずる方も多いのではないだろうか。
そんな人にオススメなのが本書である。
安易な複合パターンを出さず、ロリヒロインと巨乳ヒロインの両方を出し、
主人公は巨乳のことが好きだが、次第にロリにも惹かれていく、という設定だ。
ロリヒロインとは同居しており、風呂上りの無防備な姿にどきどきしたり、
猛烈な愛情表現にどきどきしたりと、巨乳ヒロインのことを好きなはずの
主人公の心にどんどん踏み込んで行く描写が秀逸だった。
「ロリコンじゃない、好きになった子がロリだっただけだ」をその内体現しそうで
ちょっと彼の将来が心配になるが、生暖かく見守っていたいと思えるような
微笑ましい関係を形成している。
惜しむらくは巨乳の方だ。要所要所で巨乳描写があるのだが、ロリと比べると
出番が少なく、結果として印象が少し薄くなってしまっている。
私などはドレスを着て盛り上がっている胸部を主人公がガン見していた程度しか
覚えていない。しかしその絵面は容易に脳内で描写することが可能であり、
至福の時を過ごせたと断言できる。
このように、ややロリに傾いてはいるが、どっちも好きという幅広い性癖の持ち主にも
好まれるであろう作りは顧客のニーズに応えようとする姿勢が感じられ、好感を持てる。
ロリか巨乳か、迷ったときには一読してみてはいかがだろうか。