11/03/06 00:15:04.86 AlxPShW4
そうだな。
ここでよく、そのニーズそのものを批判して、「だからラノベの読者はダメなのだ」みたいな持論を展開する人がいるが、
その、なんだ。困る。
「ラノベは娯楽ですから」となだめても、「またそんな論理で逃げるのか」って言われちゃうしなぁ。
934:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 00:35:54.84 a98nv4v5
オーフェンを出して今の読者が食いつくか言われると俺でも疑問が
935:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 00:38:50.50 uqkvzMMM
>>932
その論法だと新人賞の受賞作は秋山レベルの多彩な表現を使ってる作品が多くないとおかしくない?
比較してたのは狼と香辛料とだったけど、あれも新人賞受賞作
作者は大学生だし時間はあったろうに、それでも表現の幅は狭いと判断されたわけだ
単純に、なろうと思っても誰でも秋山にはなれないってだけなんじゃないのか
936:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 00:46:35.24 MNgY1kds
>>935
そっちは読んでないので例文から受けた印象だけで言うんだがたぶん、
表現そのものに凝るのではなく
言いたいこと(話)が伝わればそれ(だけ)でいいという
もう一方の正解に忠実なだけだと思う。
昔読んだ自伝でスティーブン・キングは
どっちかっつーと「表現で唸らせようとか考えるな。大事なのは話(筋)だ」派だったな。
937:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 00:47:51.14 lsif8jRQ
まず、秋山さんって、元々は一般小説目指してて、早稲田かどこかの有名な小説サークルとか入ったりしてたって聞いたことあるけど。
938:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 00:50:54.08 w/Du5Ccu
>>935
そもそも、「秋山になる必要があるのか?」という問題だろw
ラノベの読者が「多彩な表現の文章の作品」と「飾りっけは無くても展開が面白い作品」、
まあ、必ずしも両者は排反ではないが、のどちらを求めるかと言えば、多くの人間は後者
を選ぶんじゃね?
特に、ミステリーとかSFとかだと設定・謎解き・展開が文章表現以上に重要な要素だ。
狼と香辛料はどちらかと言えば、主人公達が巻き込まれた問題をどうやって合理的に解決するか
という謎解き的な要素が強いし、読者もそういうのを求めるのが多いので、文章がどうのこうの
というのを気にする人はあまりいないような気がする。
939:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 01:01:43.63 uqkvzMMM
>>938
いやいや、やろうと思ってできるのなら、新人賞受賞作で秋山レベルの文章を書いてくる新人が居なくちゃおかしくない? ってこと
少なくとも俺は、そのレベルの新人にぶつかったことはないと断言する
940:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 01:05:55.92 a98nv4v5
そもそも秋山が若い作家に衝撃的なインパクトを与えた感じもしないんだよな
彼みたいな話を書きたいと思わす、大量のチルドレンを生むほどの大人気だったわけでも無いし
941:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 01:07:27.80 MNgY1kds
あとは「組み合わせが斬新」かなあ。
そもそも「狼と香辛料」のキモは「ファンタジーモノ+経済」だとよく紹介されてるけど
ラノベを読むような読者層が、戦争の原因とか付随物とかでもない
「単なる経済」に関心を寄せるような土壌は
たぶん「ロードス島戦記」あたりの(バブル崩壊前の)時代にはありえなかったと思うんだ。
すくなくとも俺はまるで気にしてなかった。
それが長引く不況で経済への関心が高まり、
意識するしないに関わらずメイン読者層の中高生の間にも
そうした「ただの経済」の比重が高まってきたところに
慣れ親しんだファンタジーラノベの世界でそれを描く物語を(たぶん)初めて持ってきたところに
「香辛料」の成功の主因はあると思う。
ぶっちゃけた話、文章表現じたいは最もいいのが「無難」なんじゃないかな。この作品のキモから考えると。
942:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 01:16:29.63 MNgY1kds
>>939
ああ、だから>>930に書いた通り、
まずひとつには時間をかければ誰にでも出来るわけではないという点、
そしてもうひとつには、おそらく書いてれば誰でも途中で気づくことだろうが
あれを「全編に渡ってやり続ける」のはしんどすぎるという点、
この二点が原因で
「思うだけならまだしも、実際に秋山のフォロワーになる新人は少ないというか居ない」んだと俺は思うよ。
秋山型(と仮に呼ぶ。)の、「馴染み深い状況や絵面を誰も見たことのない表現で書く」方針を採るということは、
これまで繰り返し使われてきて「こう書けばほぼ確実に意図は読み手に伝わると分かっている」
定型表現を自ら捨てるということだからな。
943:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 01:47:59.58 D8QJcn2r
そういう細部にこだわる作品は労力の割りに一部の人にしか受けないんだろうな
上山さんもマイナー作家で売り上げの方は芳しく無いし
正直、すごいとは思っても面白いかって言うと微妙な感じ
944:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 01:59:45.23 MznbTFzW
結局秋山を引き合いにだしても
ニッチなんだよな。
みんなはもっとジャンクなもんが欲しいんであって
いつも高級フルコースだの
京懐石に興味無い
なまじ手間が掛かるから刊行速度も遅い
みんながそれじゃそれこそ業界が滅ぶでしょ?
それで滅んでも良いってんならスレタイに
反して随分と身勝手な主張になるけど
945:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 02:06:31.22 rLeFVj8E
秋山瑞人がそもそも書けなくなっちゃってるからな……
946:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 02:08:30.98 orqknPTp
っていうか、単純にニーズがあるから成立してるってだけだよ。
萌えのニーズが今は圧倒的だから、みんな萌えを出すってだけの話で。
それ以外のニーズが出てきて、今の作家が対応できなくなってもいくらでも次がいる。
自分の求めるニーズが無いとか言っても、そんなもんですとしか言いようが無い。
947:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 02:25:37.29 w/Du5Ccu
現に最近の例の表紙一覧みると萌え以外が少しずつ増えてる印象があるな。
編集部も馬鹿じゃない。生活かけて商売やってる以上、そういうことは外野から
言われるまでもなく織り込み済みで作戦展開してるんだろう。
948:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 02:27:03.13 MznbTFzW
>>946
富士見が天下だった時代はそれこそ
RPGブームから火がついた
中世ヨーロッパファンタジーの
ライトアレンジばっかって感じだったしね。
本当にそんなもんなんだ
949:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 09:09:20.56 GyQI0nK9
ニーズがあるなら問題ないんだってエロ押しで進めた小コミが、一点越えたあたりでがた落ちしたんだよな。
今は純愛系に戻してバランス取ろうとしてるけど、
そういうバランス感覚がラノベの編集部にあることを願うわ。
950:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 09:36:43.11 KCTMwIjc
>>948
時代性もあるからなぁ
今読むとライトアレンジばっかっで物足りないと思われるけど
当時、普通に本屋で買える日本人作家のファンタジーなんてグインサーガくらいしかなかったんじゃないか
海外ものもそんなに多くなかったような気がする
ファンタジー好きにとってはファンタジーであれば何でも良いって時代なんじゃないの
951:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 10:12:50.31 XGIM0Ls9
秋山と支倉の表現でどうこう言ってたやつ表現が逆だったら
秋山の簡潔明瞭なのに比べて支倉は無駄だらけとか絶対言ってると思う
同じことやってもやった人で大きく評価変わるよ(ただしイケメンに限るとかね)
952:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 10:41:37.60 MNgY1kds
>>950
ドラゴンランスを読んで「さすが海外ファンタジーはすげえ!」と大興奮してたが
あれも考えてみればかなり当時の俺ら寄りのお話だったなw
指輪物語や比較的近いところでハリー・ポッターとかもそうだと思うが
ある程度以上にそのジャンルにハマると
海外なり一般なりのボーダーラインの向こう側のも普通に読みはじめるよね。
(ドラゴンランスはたぶん「海外のファンタジーラノベ」という言い方が一番適切だろうが。)
>>951
比較したうえでの結論には賛同できないので反論はしてみたが
あれだけ具体的に論拠を書いたうえで語っている人間を
単なる「こいつはこうだ」式のと一緒くたにするのはさすがにおかしいだろw
少なくとも、もしもホントに「逆」だったら
彼が支持する作者も普通に逆だっただろうことは見れば分かる。
953:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 10:43:37.35 bZUrDHUc
>>950
当時の空気は、このスレにおける「ラノベ」を「ファンタジー」に置き換えたよな感じ。
954:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 10:45:44.36 MNgY1kds
というかまあ、このテの空気じたいが
飽きるほど繰り返されてきた一種のバカイチだしな。
955:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 11:29:10.98 JsYVBM8l
>>953
安易に置き換えはできないと思うが
SF・ミステリ・ファンタジーは一応ジャンルとして消滅していない
ラノベはどうか? そもそもラノベってジャンルなの? と言う疑問が残る
956:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 12:24:05.90 qNfH5hQ4
>>955
ラノベはジャンルじゃないよ
ラノベの中にはSFもミステリもファンタジーもある
957:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 13:25:42.09 nar8JFCg
その論法だと
SFの中にはミステリもファンタジーもラノベもあるからSFはジャンルじゃない
ミステリの中にはSFもファンタジーもラノベもあるからミステリはジャンルじゃない
ファンタジーの中にはSFもミステリもラノベもあるからファンタジーはジャンルじゃない
と言えるわけだが……
まず何を以ってジャンルとするのかという定義が無きゃなぁ
958:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 13:45:19.88 qNfH5hQ4
内容(物語の様式)の傾向か、表現形式かって違いかな
表現形式=漫画、アニメ、映画、小説、ラノベ、詩…
内容の傾向=SF、ミステリ、ファンタジー…
959:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 13:46:58.32 MNgY1kds
>>956
俺もそう思う。
区分として一番近いのはたぶん「成人マンガに対する少年マンガ」だと思うが
たとえば「週間少年ジャンプというジャンルに属するマンガ」なんていうものは存在しないからな。
960:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 13:50:22.87 PhA/0bEz
例えばSFに関しては、novel(小説)の中の fiction(虚構)の中の science色の強いモノ。
ということで、こういうのをジャンルと言うわけだよな。
だったら、(和製英語だがw)light novelは、novelの中のlight(軽い)ものと定義出来るか?
定義出来ればジャンルになるのだろうが、「軽い」と言う言葉の意味があまりに漠然としてる
ので定義出来ないのではないかと思う。
例えば、「青少年向けnovel」ということでのjuveniel novelだったらnovelの中の部分集合として
異論はないだろうが、light novelは明らかにjuvenile novelとは違うだろ?
やっぱり、light novelというnovelとは違う集合と考えるのが妥当ではなかろうか?
961:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 14:13:59.27 D8QJcn2r
>>957
SFマインドか。懐かしいな
昔は何をもってSFとするかでもめにもめて、結局これはって結論が無いんだよな
962:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 14:32:35.10 lu5ximMb
ラノベと言うジャンルは無いと思うけど、ジャンルのミックスや垣根をまたいでいるものが多い感覚
963:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 14:40:58.68 u7ZEkiPK
>>961
そうやって不毛な内紛繰り返しているうちに、
SF村は高齢過疎化がすすんで廃村になったんだよね。
で、けっきょく読者は、SFであろうがファンタジーであろうが関係なくて、
美少女がエロい格好をして戦うところが見たいだけだったという。
964:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 14:56:45.22 MNgY1kds
>>962
ハードSFに恋愛要素をとか推理小説に社会風刺をとか
「ジャンルの骨格は踏襲したまま別ジャンルの要素を導入する」のは普通にどこでもやってはいるが
「ファンタジー+漫才」みたいな並列で混ぜる発想は
多ジャンル混在状態のラノベの方がやりやすいだろうな
965:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 16:22:26.05 j+YK1nQX
そういう意味ではあんましラノベで教条主義って聞かないね。
スレイヤーズも読まずにライトファンタジーを語るなとかブギーポップを読まずに世界系を語るなとかそう言う奴。
966:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 16:39:59.93 47JIsawG
ラノベが徹底した「こどものよみもの」だからだろう。
えらぶってラノベを論じるバカ大人がいないし、
そんなことをすると恥ずかしいと思われているから。