11/03/05 06:39:40.80 7CgnCCJr
>>898
絵が描ければ漫画描けるわけでないのと同様、
文章が書ければ小説書けるわけじゃないからな。
スタンスで山を登る手間が変わるわけじゃないし。
901:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 08:01:00.08 TzxwholR
どっかで見たような話も初見では初めて見る話なわけで
昔は今と違って新鮮な魅力に溢れた話ばっかりだった、と感じたとして
もっと昔から読んでる人からしたらよくある王道ストーリーだったものを
初見だったから新鮮に感じてたんじゃないか、とか
そもそも、よくある似たような話ってのもその人の中での分類がおおざっぱすぎて
それほど似た話でもないのに同じカテゴリになってるんじゃないか、とか
最近は萌えばっかりに見える、みたいに感じたとして
純粋なころは萌えだなんて思ってなかった主人公がヒロインを救出するみたいな話も
萌え豚視点が身に付いたから萌えに見えるようになって、萌えが増えたと感じるようになったのかも、とか
○○みたいなのが無いことに不満を抱いてみたけど、そもそもそれってラノベ以外のの方が得意とする分野じゃないのか、とか
そういうのまるで欠片も考えないままラノベが悪い、悪くなったって言い出す人が割と居るように見える
902:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 08:49:56.44 jiFAN1hq
>いつだって「好きな人」向け、というかどちらかといえば「好きな人」が「普通の小説」へ
>近づく橋渡しのような役割を担ってきたのがラノベだろう。
俺はこの意見、特に「橋渡しのような役割」に同意している
別に読ませたいものがあり、新規読者の興味を引く手段としての「萌え」なら良いのだが
「萌え」自体を売りにした様な作品が増えると、何ににも繋がらず
ラノベと言う良くも悪くも特殊な小説群の中だけで完結してしまう読者が増えそうで違和感があるな
903:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 08:56:23.30 7CgnCCJr
>>901
今のラノベ自体の内容や現状に問うべきものがあるかどうか、といえばあるんじゃないか、と思う。
ただ、問いへの答えが個人の不満や欲求を通じて「自分が見たくないもの」への批判という方向で
収束しちゃうのは安易かな、とも思う。
次のステップにすすみたいから、と、問題そのものを安易に定義しちゃっても誰得だよね。
904:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 12:27:04.49 j7W3999W
>いつだって「好きな人」向け、というかどちらかといえば「好きな人」が「普通の小説」へ
>近づく橋渡しのような役割を担ってきたのがラノベだろう。
私はこの意見、特に「橋渡しのような役割」に同意できない
「橋渡し」は「大人向け小説を書くことで成功をおさめた小説家」が
「青少年を大人向け文学に導く(つまり後々大人向けの自著を買わせる)為に書いた」在りし日のジュブナイルの役目であって
「青少年」に対し「青少年向け専業小説家」が「青少年が求める目先の欲望を充足する」ことで「商業的成功」を求めるというライトノベルの役割じゃないだろう
905:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 13:49:46.06 ZxO1Vp+v
212 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2011/03/02(水) 21:00:07.88 ID:ZjrtiAi9
もう何度も言われてるけど、「それなりにラノベを読んでいる人」と「ラノベ初心者」は好みも感じ方も全然違うんだよ
初心者はどんなにテンプレの塊でも新鮮に感じるけど、それなりに読んでいる人は
テンプレにプラスアルファに何かないと、全くと言っていいほど面白くないと感じる
906:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 13:54:06.97 goAJNrdS
始めは、だいたい何読んでも新鮮で面白い
しだいに、ラノベなんてwみたいなこと言い出す
もっと進むと、今度は何読んでも楽しめるようになる
どのジャンルでもみんなそう
907:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 13:58:01.82 hBCQr9oy
かつてのジュブナイル作家だって、商業的に成功したかっただろうし、
今のライトノベル作家にだって志を持ってる人はいるだろう。
単に時代が変わって、読者も出版社もより恥知らずになっただけ。
908:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 13:58:54.86 wFvbetI8
>>904
「青少年の目先の欲望を充足する」ってのも突っ込みたいところだがw
それ以前に、なんで青少年に限定して論じてるんだ?
ミステリーとかSFとか興味はあるけど、敷居が高くて今ひとつ踏み出せなかった
と言う場合もあると思うが。ラノベの取っ付きやすさに惹かれて読んでみてやっぱり
もっと本格的なのも読んでみようと思う場合もあるだろ。
ハルヒが切っ掛けでハイペリオンを読んだり、長門有希の100冊で多彩な分野に
目覚めたりということだって少なくないように思う。ハルヒすれとか関連キャラスレ
見てると。
909:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 15:28:30.68 j7W3999W
>908
「成年の目先の欲望を充足する」のは各社のノベルズなりフランス書院黒本なりの担当だから
>ミステリーとかSFとか興味はあるけど、敷居が高くて今ひとつ踏み出せなかった
>と言う場合もあると思うが。ラノベの取っ付きやすさに惹かれて読んでみてやっぱり
>もっと本格的なのも読んでみようと思う場合もあるだろ。
ミステリー入門者への誘いなりSF入門者への薫陶なりはミステリやSFの出版社がやるべき仕事だろ
なんで電撃や角川やMFが創元やハヤカワのお客を増やす仕事しなきゃいけないんだ?
「ライトノベルでSF入門者を増やせ」というなら「小説ハヤカワHi!」を続ければ良かっただけの話だろ
910:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 17:12:33.29 gt4ea1dC
>>909
で、失敗したって事はだれもその
入門書みたいなのは必要としてないって証左だ
ラノベがその一翼を担う必要はどこにも無いな
作家個人がやりたいなら好きにすればいい
だけのレベルの話になるな
911:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 17:41:59.62 HzcSY1r3
>>905
そりゃそうなんだけどさ、初心者が初心者でいられる期間がラノベって極端に短いんでないの?
「あー、面白かった。ラノベって楽しい」→「うわー、これも面白いや!」→「うん、これもお面白かったな。でもなんか似たような話?」→
「あれ……?」→「……またか」→「もういいや」
いまのラノベって数シリーズを読んだだけで似たような作品ばかりだと気づけるくらいにバリエーションが少ない
そりゃあ探せばいろいろあるわけだけど、初心者にそんなこと求める方がどうかしてるし、あきらかに玄人の理屈でしかないわな
結局、ラノベを読み続けているのはよく訓練された萌豚と、卒業できないお友達と、一過性のアニオタばかりになっていくという悪循環
……とまあ、適当書いてみたけど、ラノベ読者の平均年齢を見ると、あながち嘘とも言えなくなるから怖いわあ
912:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 17:58:39.39 ZxO1Vp+v
219 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2011/03/02(水) 21:21:06.59 ID:NKApRa/R
むしろ目新しさが全くなかったからかな
最近は斬新さを意識しすぎて意味不明になっていくことも珍しくない
913:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 18:02:46.84 7CgnCCJr
>>911
「探せばいろいろある」なら書き手売り手が需要を満たす努力をしてる、ということになると思うが。
要するにヒットするもの追いかけるだけでいろんな需要が満たされて飽きない、ってのがベスト、
ってことかな?
914:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 18:14:22.12 HzcSY1r3
>>913
だねえ
まあ、あくまで初心者向けの話だから、このスレにいるような人種には無関係なんだけどさ
915:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 18:25:36.93 7CgnCCJr
>>914
個人的にはその「初心者」というのがよくわからんけど、いろんなジャンルを読みたい、
と思う人は、既にもう一歩進んだところにいるんじゃないかしら。
916:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 22:36:33.77 wFvbetI8
>>911
>「あー、面白かった。ラノベって楽しい」→「うわー、これも面白いや!」→「うん、これもお面白かったな。でもなんか似たような話?」→
>「あれ……?」→「……またか」→「もういいや」
これは、>>911自身の経験に基づく物であると思われるが、このスレの過去で論じられてきたように
>>911が「そういう萌え中心のモノしか目につかなくて、萌え中心のモノしか手に取らなかった」からだと思う。
結局は個人の性癖・趣向がラノベに対する意見に強く反映されるんだよなw
917:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 22:51:18.31 DEE1lejy
漫画だと似たような絵の似たような話ばっかりでもこれほどは言われないのにな
918:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 22:53:18.65 mF3l6BDP
また「しか手に取らなかった」とか妄想人格批判か
それしか能がないのか
919:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 22:58:10.73 4GFhqAjl
秋山談義面白そうだったのに乗り損ねたw
920:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 22:58:26.65 cyi7I+AB
新約 とある魔術の禁書目録 (電撃文庫)
僕は友達が少ない6 ドラマCD付き特装版
ゴールデンタイム2 答えはYES (電撃文庫)
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる (GA文庫)
ゼロの使い魔20 古深淵の聖地 (MF文庫J)
メグとセロン VI 第四上級学校な日 (電撃文庫)
とりあえず、アマゾーンのブック40位までにランキングしてるラノベを引っ張ってきた。
これ、似てるというか同じ系のヤツってはがないと俺修羅ぐらいかないような気がするんだが。
921:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 22:59:20.44 wFvbetI8
>>918
だったら試しにこれまで読んだ本のタイトルの一部でも挙げてみたら?
922:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 22:59:54.38 bMhHQl/Z
今の本屋のラノベコーナー見てみるとまぁはっきりいってラノベって豚の餌って感じするなー
言いすぎかもしれないけどさ。
923:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 23:01:36.95 DEE1lejy
本当に面白い本は平台に寝てはいないんだぜ
本棚に立って君が手に取るのを待っているのさ
924:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 23:03:39.74 DEE1lejy
>>918
まあ、実際、似たような話だと思うんなら、同じジャンルばっかり読まないで
たまには違うジャンルを読めばいいんじゃないかとは思うよね。
925:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 23:03:41.13 mF3l6BDP
>>921
何でいきなり俺に絡むんだよw
誰に話しかけてるつもりだ?
926:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 23:03:55.78 wFvbetI8
>>923
禿同だなw
>>918(=>>911?)に聞くが、いつも定期的に貼られるラノベの表紙一覧があるだろ?
あの中でお前さんはどれを手に取る? それを挙げてみてくれないか?
927:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 23:05:04.29 NtXMWpM1
またいつものドヤ顔ネナベババアが降臨してるのかw
928:イラストに騙された名無しさん
11/03/05 23:05:52.55 4GFhqAjl
>>927
あんな一行レスだけでよく分かったな!
なんだお前、俺のストーカーかなにかか!?
929:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 00:00:15.92 MNgY1kds
まあいい。秋山の話だ。
ちょうど漫画の話が出ていたのでなんとなく思い出したんだが、
俺らがごく素朴に思う一般的なラノベに対する秋山の特異さは
少年マンガの上山徹郎(「電人ファウスト」「RUMPO」)のそれに似ていると思う。
どんな人なのかはWikiに書いてあるというか
俺もそれを元にして話を進めるが
両者に共通するポイントは、
何よりもまず(秋山は文章、上山は絵という)「紙面にあらわれる表現そのもの」の方に
独自色と本人の関心が極端に集中しているということだ。
(ストーリーに手を抜いているわけでは決してないが、
おそらくどちらのファンにしても彼らの書く「お話」じたいは、
かなり基本に忠実、オーソドックスな展開であることには異論はないだろうと思う。)
そして小説の文章表現にせよマンガの絵にせよ、そこに拘るということは
他の作者が既にある定型的な表現手法を「話を表現するための部材」として利用しているのに対して
書いている作品全体にわたってそれらを「自分で考えイチから作っていく」、
または「出来合いの部材を加工し特注の部材に変えてから使う」という
ちょっと考えてみただけで気が遠くなりそうな作業をえんえん続けているということでもある。
しかも2人ともが当たり前のように「一端書き上げたものにまた手を加え改定する」という作業を行っているので
俺たちが手にする文庫本なりコミックスなりの原稿が完成する時点では
いわゆる「普通のラノベ/少年コミック」と比較して、
まさに桁違いな時間と労力が費やされていると考えるのが妥当ではないだろうか。
930:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 00:02:06.79 MNgY1kds
時間さえかければ誰にでもあれが書ける、というわけではもちろんないので
秋山にせよ上山にせよ、
熱狂的なファンがつき、「知る人ぞ知る天才作家」扱いされるのも不思議はないと思う。
しかし、ラノベ作家の全員が秋山タイプになることも、少年漫画家の全員が上山タイプになることも
おそらくは永久にありえないだろう。
なぜなら、できるできない(=才能)の問題を完全に度外視してもなお
「あれをやるには相対的に見て、時間と労力がかかりすぎる」という問題は依然として残るからだ。
かくして「物語」を(またはキャラを、シーンを)書きたい作家たちの多くは
素直に定型的な文章を多用して可能な限り効率よくラノベを書き上げてゆき、
それを秋山の作品と見比べたある人は「なんだか秋山に比べると表現がワンパターンだな」と
ある意味当然といえば当然の感想を抱き、
志高くあるいは無謀にも、定型を逸脱した独自の表現を用いつつ普通のラノベ並みの速さで書こうと試みた作家たちは
あちこちで奇怪な悪文を大量生産し、
秋山スレの瑞っ子たちは秋山の新作をもう何年も待ち続けているという結果が生じるのだ。俺はそう考えている。
931:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 00:07:15.85 orqknPTp
別に誰も彼もが、秋山と他のラノベ作家を比べてるわけじゃないしな。
それぞれのニーズに沿えば、それでいいだけの話。
秋山は秋山らしさを求める読者のニーズに、まあ応えてるんだろうな。遅筆らしいけど。
それは他の作家にしても、やっぱり同じこと。
そして、それぞれの読者のニーズに応えてるっていう点ではどっちも変わらない。
932:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 00:14:00.20 MNgY1kds
ああ。「ある人」ってのはこないだの真面目に比較してた人の話だよ。
「ではなぜ他のラノベ作家は秋山みたいにしないのか?」は
俺は普通にこういう理由だと思っている。
どっちも間違っちゃいないんだよね。方向性が違うだけのことで。
933:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 00:15:04.86 AlxPShW4
そうだな。
ここでよく、そのニーズそのものを批判して、「だからラノベの読者はダメなのだ」みたいな持論を展開する人がいるが、
その、なんだ。困る。
「ラノベは娯楽ですから」となだめても、「またそんな論理で逃げるのか」って言われちゃうしなぁ。
934:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 00:35:54.84 a98nv4v5
オーフェンを出して今の読者が食いつくか言われると俺でも疑問が
935:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 00:38:50.50 uqkvzMMM
>>932
その論法だと新人賞の受賞作は秋山レベルの多彩な表現を使ってる作品が多くないとおかしくない?
比較してたのは狼と香辛料とだったけど、あれも新人賞受賞作
作者は大学生だし時間はあったろうに、それでも表現の幅は狭いと判断されたわけだ
単純に、なろうと思っても誰でも秋山にはなれないってだけなんじゃないのか
936:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 00:46:35.24 MNgY1kds
>>935
そっちは読んでないので例文から受けた印象だけで言うんだがたぶん、
表現そのものに凝るのではなく
言いたいこと(話)が伝わればそれ(だけ)でいいという
もう一方の正解に忠実なだけだと思う。
昔読んだ自伝でスティーブン・キングは
どっちかっつーと「表現で唸らせようとか考えるな。大事なのは話(筋)だ」派だったな。
937:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 00:47:51.14 lsif8jRQ
まず、秋山さんって、元々は一般小説目指してて、早稲田かどこかの有名な小説サークルとか入ったりしてたって聞いたことあるけど。
938:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 00:50:54.08 w/Du5Ccu
>>935
そもそも、「秋山になる必要があるのか?」という問題だろw
ラノベの読者が「多彩な表現の文章の作品」と「飾りっけは無くても展開が面白い作品」、
まあ、必ずしも両者は排反ではないが、のどちらを求めるかと言えば、多くの人間は後者
を選ぶんじゃね?
特に、ミステリーとかSFとかだと設定・謎解き・展開が文章表現以上に重要な要素だ。
狼と香辛料はどちらかと言えば、主人公達が巻き込まれた問題をどうやって合理的に解決するか
という謎解き的な要素が強いし、読者もそういうのを求めるのが多いので、文章がどうのこうの
というのを気にする人はあまりいないような気がする。
939:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 01:01:43.63 uqkvzMMM
>>938
いやいや、やろうと思ってできるのなら、新人賞受賞作で秋山レベルの文章を書いてくる新人が居なくちゃおかしくない? ってこと
少なくとも俺は、そのレベルの新人にぶつかったことはないと断言する
940:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 01:05:55.92 a98nv4v5
そもそも秋山が若い作家に衝撃的なインパクトを与えた感じもしないんだよな
彼みたいな話を書きたいと思わす、大量のチルドレンを生むほどの大人気だったわけでも無いし
941:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 01:07:27.80 MNgY1kds
あとは「組み合わせが斬新」かなあ。
そもそも「狼と香辛料」のキモは「ファンタジーモノ+経済」だとよく紹介されてるけど
ラノベを読むような読者層が、戦争の原因とか付随物とかでもない
「単なる経済」に関心を寄せるような土壌は
たぶん「ロードス島戦記」あたりの(バブル崩壊前の)時代にはありえなかったと思うんだ。
すくなくとも俺はまるで気にしてなかった。
それが長引く不況で経済への関心が高まり、
意識するしないに関わらずメイン読者層の中高生の間にも
そうした「ただの経済」の比重が高まってきたところに
慣れ親しんだファンタジーラノベの世界でそれを描く物語を(たぶん)初めて持ってきたところに
「香辛料」の成功の主因はあると思う。
ぶっちゃけた話、文章表現じたいは最もいいのが「無難」なんじゃないかな。この作品のキモから考えると。
942:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 01:16:29.63 MNgY1kds
>>939
ああ、だから>>930に書いた通り、
まずひとつには時間をかければ誰にでも出来るわけではないという点、
そしてもうひとつには、おそらく書いてれば誰でも途中で気づくことだろうが
あれを「全編に渡ってやり続ける」のはしんどすぎるという点、
この二点が原因で
「思うだけならまだしも、実際に秋山のフォロワーになる新人は少ないというか居ない」んだと俺は思うよ。
秋山型(と仮に呼ぶ。)の、「馴染み深い状況や絵面を誰も見たことのない表現で書く」方針を採るということは、
これまで繰り返し使われてきて「こう書けばほぼ確実に意図は読み手に伝わると分かっている」
定型表現を自ら捨てるということだからな。
943:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 01:47:59.58 D8QJcn2r
そういう細部にこだわる作品は労力の割りに一部の人にしか受けないんだろうな
上山さんもマイナー作家で売り上げの方は芳しく無いし
正直、すごいとは思っても面白いかって言うと微妙な感じ
944:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 01:59:45.23 MznbTFzW
結局秋山を引き合いにだしても
ニッチなんだよな。
みんなはもっとジャンクなもんが欲しいんであって
いつも高級フルコースだの
京懐石に興味無い
なまじ手間が掛かるから刊行速度も遅い
みんながそれじゃそれこそ業界が滅ぶでしょ?
それで滅んでも良いってんならスレタイに
反して随分と身勝手な主張になるけど
945:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 02:06:31.22 rLeFVj8E
秋山瑞人がそもそも書けなくなっちゃってるからな……
946:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 02:08:30.98 orqknPTp
っていうか、単純にニーズがあるから成立してるってだけだよ。
萌えのニーズが今は圧倒的だから、みんな萌えを出すってだけの話で。
それ以外のニーズが出てきて、今の作家が対応できなくなってもいくらでも次がいる。
自分の求めるニーズが無いとか言っても、そんなもんですとしか言いようが無い。
947:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 02:25:37.29 w/Du5Ccu
現に最近の例の表紙一覧みると萌え以外が少しずつ増えてる印象があるな。
編集部も馬鹿じゃない。生活かけて商売やってる以上、そういうことは外野から
言われるまでもなく織り込み済みで作戦展開してるんだろう。
948:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 02:27:03.13 MznbTFzW
>>946
富士見が天下だった時代はそれこそ
RPGブームから火がついた
中世ヨーロッパファンタジーの
ライトアレンジばっかって感じだったしね。
本当にそんなもんなんだ
949:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 09:09:20.56 GyQI0nK9
ニーズがあるなら問題ないんだってエロ押しで進めた小コミが、一点越えたあたりでがた落ちしたんだよな。
今は純愛系に戻してバランス取ろうとしてるけど、
そういうバランス感覚がラノベの編集部にあることを願うわ。
950:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 09:36:43.11 KCTMwIjc
>>948
時代性もあるからなぁ
今読むとライトアレンジばっかっで物足りないと思われるけど
当時、普通に本屋で買える日本人作家のファンタジーなんてグインサーガくらいしかなかったんじゃないか
海外ものもそんなに多くなかったような気がする
ファンタジー好きにとってはファンタジーであれば何でも良いって時代なんじゃないの
951:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 10:12:50.31 XGIM0Ls9
秋山と支倉の表現でどうこう言ってたやつ表現が逆だったら
秋山の簡潔明瞭なのに比べて支倉は無駄だらけとか絶対言ってると思う
同じことやってもやった人で大きく評価変わるよ(ただしイケメンに限るとかね)
952:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 10:41:37.60 MNgY1kds
>>950
ドラゴンランスを読んで「さすが海外ファンタジーはすげえ!」と大興奮してたが
あれも考えてみればかなり当時の俺ら寄りのお話だったなw
指輪物語や比較的近いところでハリー・ポッターとかもそうだと思うが
ある程度以上にそのジャンルにハマると
海外なり一般なりのボーダーラインの向こう側のも普通に読みはじめるよね。
(ドラゴンランスはたぶん「海外のファンタジーラノベ」という言い方が一番適切だろうが。)
>>951
比較したうえでの結論には賛同できないので反論はしてみたが
あれだけ具体的に論拠を書いたうえで語っている人間を
単なる「こいつはこうだ」式のと一緒くたにするのはさすがにおかしいだろw
少なくとも、もしもホントに「逆」だったら
彼が支持する作者も普通に逆だっただろうことは見れば分かる。
953:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 10:43:37.35 bZUrDHUc
>>950
当時の空気は、このスレにおける「ラノベ」を「ファンタジー」に置き換えたよな感じ。
954:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 10:45:44.36 MNgY1kds
というかまあ、このテの空気じたいが
飽きるほど繰り返されてきた一種のバカイチだしな。
955:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 11:29:10.98 JsYVBM8l
>>953
安易に置き換えはできないと思うが
SF・ミステリ・ファンタジーは一応ジャンルとして消滅していない
ラノベはどうか? そもそもラノベってジャンルなの? と言う疑問が残る
956:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 12:24:05.90 qNfH5hQ4
>>955
ラノベはジャンルじゃないよ
ラノベの中にはSFもミステリもファンタジーもある
957:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 13:25:42.09 nar8JFCg
その論法だと
SFの中にはミステリもファンタジーもラノベもあるからSFはジャンルじゃない
ミステリの中にはSFもファンタジーもラノベもあるからミステリはジャンルじゃない
ファンタジーの中にはSFもミステリもラノベもあるからファンタジーはジャンルじゃない
と言えるわけだが……
まず何を以ってジャンルとするのかという定義が無きゃなぁ
958:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 13:45:19.88 qNfH5hQ4
内容(物語の様式)の傾向か、表現形式かって違いかな
表現形式=漫画、アニメ、映画、小説、ラノベ、詩…
内容の傾向=SF、ミステリ、ファンタジー…
959:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 13:46:58.32 MNgY1kds
>>956
俺もそう思う。
区分として一番近いのはたぶん「成人マンガに対する少年マンガ」だと思うが
たとえば「週間少年ジャンプというジャンルに属するマンガ」なんていうものは存在しないからな。
960:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 13:50:22.87 PhA/0bEz
例えばSFに関しては、novel(小説)の中の fiction(虚構)の中の science色の強いモノ。
ということで、こういうのをジャンルと言うわけだよな。
だったら、(和製英語だがw)light novelは、novelの中のlight(軽い)ものと定義出来るか?
定義出来ればジャンルになるのだろうが、「軽い」と言う言葉の意味があまりに漠然としてる
ので定義出来ないのではないかと思う。
例えば、「青少年向けnovel」ということでのjuveniel novelだったらnovelの中の部分集合として
異論はないだろうが、light novelは明らかにjuvenile novelとは違うだろ?
やっぱり、light novelというnovelとは違う集合と考えるのが妥当ではなかろうか?
961:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 14:13:59.27 D8QJcn2r
>>957
SFマインドか。懐かしいな
昔は何をもってSFとするかでもめにもめて、結局これはって結論が無いんだよな
962:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 14:32:35.10 lu5ximMb
ラノベと言うジャンルは無いと思うけど、ジャンルのミックスや垣根をまたいでいるものが多い感覚
963:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 14:40:58.68 u7ZEkiPK
>>961
そうやって不毛な内紛繰り返しているうちに、
SF村は高齢過疎化がすすんで廃村になったんだよね。
で、けっきょく読者は、SFであろうがファンタジーであろうが関係なくて、
美少女がエロい格好をして戦うところが見たいだけだったという。
964:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 14:56:45.22 MNgY1kds
>>962
ハードSFに恋愛要素をとか推理小説に社会風刺をとか
「ジャンルの骨格は踏襲したまま別ジャンルの要素を導入する」のは普通にどこでもやってはいるが
「ファンタジー+漫才」みたいな並列で混ぜる発想は
多ジャンル混在状態のラノベの方がやりやすいだろうな
965:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 16:22:26.05 j+YK1nQX
そういう意味ではあんましラノベで教条主義って聞かないね。
スレイヤーズも読まずにライトファンタジーを語るなとかブギーポップを読まずに世界系を語るなとかそう言う奴。
966:イラストに騙された名無しさん
11/03/06 16:39:59.93 47JIsawG
ラノベが徹底した「こどものよみもの」だからだろう。
えらぶってラノベを論じるバカ大人がいないし、
そんなことをすると恥ずかしいと思われているから。