11/02/26 11:02:46.68 N0V8cuRg
最近のラノベは、人間が書けていないと前々から思っていたんだが。
一番顕著なのは、「え? それだけで惚れるの?」ってヒロイン達。
最近の売れ線見ると、敵キャラも味方キャラも、
記号化したキャラクターばかりな気がする。
(無論、最近の売れ線を全て読んでいるわけではないので、断言はできない)
昔のラノベの例としてスレイヤーズを挙げるが、
スレイヤーズのテーマは『人間』だったと思う。
敵キャラとして魔族が置かれているから目立たないが、
六巻のズーマ、十一巻のベル、最終巻のルーク辺りを筆頭に、
人間の弱さや哀愁、悪だと理解していても捨てられない意地が、
少ない描写量ながら十分書かれていた。
無論、今のラノベにも『人間』を描いた作品はある。
断章のグリムとポリフォニカのダン・サリエルは非常に良くできていると思う。
けれど、悪い例として具体名を出すと角が立つが、
例えば禁書に『人間』が書けているとは自分には到底思えない。
要約
昔の売れた作品にあったはずの『人間』という要素が、
今の売れる作品からは感じ取れません。今のラノベはダメだと思います。